专利摘要:

公开号:WO1987007581A1
申请号:PCT/JP1987/000382
申请日:1987-06-12
公开日:1987-12-17
发明作者:Hiroshi Matsubayashi;Masanori Aizawa;Michio Watanabe;Takashi Shimizu;Tamotsu Ikegami
申请人:Toyo Seikan Kaisha, Ltd.;
IPC主号:B21D51-00
专利说明:
[0001] 明 加
[0002] 柳 発明 の名称
[0003] ス コ ァ切断端縁の保護可能 な易開 口性蓋 お よ びそ の製造法 技術分野
[0004] 本発明 は切断端縁の保護可能な易開封性缶蓋 に 関す る も の で、 よ り 詳細 に は格別 の器具を 用 い'る こ と な し に 缶詰の開封が容易 に 行わ れ る と 共 に 、 開封 に 際 し、 鋭利 な開 口 切断端縁が該端縁 よ り も 外方 に 延びて い る 樹脂で覆わ れ る こ と に よ り 、 指等の ケ ガが 55;止 さ-れ る 機能を備 え た易開封性缶蓋 に 関す る 。 本発明 は特 に ス コ ア 部 の防銪性 に優れ、 更 に は保護樹脂被覆蒂の耐汚 染性 に も 優れ て い る 易開封性缶蓋 に 関す る 。 更 に 、 本 発明 は上記易開封性缶蓋の製法.に も 関す る 。
[0005] 従来技術
[0006] 従来、 缶詰用 の易開封性缶蓋 と し て は 、 フ ルオ ー ブ ン 缶 と 一般 に 言わ れ て い る も の が知 ら れ て い る 。 こ の 缶蓋 は缶蓋 に 開 口 すべ き 部分を区画す る 開 口 用 ス コ ア を設 け る と 共 に 、 こ の開 口 すべ き 部分 に 開 口 用 タ ブ を 設 け た も の で あ り 、 開 口 に 際 し て は ス コ ア が剪断 さ れ て 開 口 すべ き 部分が缶蓋周辺部か ら 取外 さ れ る 。 こ の 取外 さ れ た 部分の周囲 に は鋭利 な切断端縁が あ り 、 こ れ に指を触れ る こ と に よ り ケガをす る と い う 事故が し ば し ば生ず る 。
[0007] ス コ ア切断 に よ り 形成さ れ る鋭利な切断端縁を、 予 じ め缶蓋に施 し た樹脂被覆带で覆 う こ と に よ り 、 前述 し た ケガを防止す る こ と に ついて も多 く の提案が行わ れてい る 。 例え ば、 ス コ ア を跨 ぐ よ う に樹脂被覆带を 缶蓋の内面側或い は外面側に設け、 ス コ ァの破断 と 共 に樹脂被覆带も破断さ れて、 取外 さ れ る部分の切断端 縁も残留す る周辺部の切断端縁も共 に保護さ れる よ う に し た も の (特公昭 5 4 — 2 0 9 0 7 号公報、 特公昭 5 7 — 4 4 5 4 0 号公報) や、 ス コ ア を跨 ぐ よ う に樹 脂被覆帯を設け る が、 開封 に際 し、 樹脂被覆帯が破断 さ れず に、 取外 さ れ る部分側或い は残留す る周辺部側 に付着 し た状態で残る よ う に し た も の (特公昭 5 1 - 1 8 8 7 2 号公報及び実開昭 6 0 — 1 0 7 2 8 号公 報) が知 ら れて い る 。
[0008] し か し な が ら 、 前者のタ イ プの樹脂被覆带で は、 樹 脂被覆蒂がス コ ア と 同時に破断さ れる よ う に す る ため に 、 樹脂被覆蒂を比較的脆い も の と す る か或い は薄い 被覆 と す る こ と が必要で あ る と 共に、 缶蓋の切断端緣 と 面一に樹脂被覆があ る た め、 切断端縁 と 指 と の直接 的接触を防止す る に は不十分で あ り 保護効果が未だ十 分 と は言え ない。
[0009] ま た 、 後者の タ イ プの樹脂被覆帶付易開 口 性蓋で は、 缶蓋の樹脂被覆帶が残 る 方の部分 に 接着 ブ ラ イ マ 一を塗布 し 、 樹脂被覆茶が剝離 さ れ る 方の部分 に は該 ブ ラ イ マ ー を 塗布 し な い で お く 等の手数の か か る複雑 な操作が必要で あ り 、 生産性や コ ス ト の点 で未 だ +分 満足 し得 る も の で は なか っ た 。 更 に 、 上述 し た塗料の 塗 り 分 け手段 を使用 し ない場合 に は、 樹脂被覆带が取 外 さ れ る 部分側 に付着 し て移行す る か、 或い は残留す る 周辺部側 に 付着 し て 移行す る か を 、 厳密 に 制御す る こ と が困難 と な る と い う 事態を生 じ る 。
[0010] 更 に ま た 、 従来の易開 口性蓋の開 口 用 タ ブの固定 は リ ベ 、ソ ト 打 ち で行わ れ て お り 、 こ の工程は、 一般 に パ ブ ル、 バ ブ ル リ フ ォ ー ム 、 ボ タ ン 、 ス コ ア 及びス テ ィ ク の順 に 行 う こ と がス コ ァ破損防止及び位置決め上必 須不可決で あ り 、 こ の た め開封用 タ ブ を取付 け た後の ス コ ア に 保護用樹脂を施 こ す こ と が必要で あ っ た 。
[0011] し か し て 、 開封開始部の ス コ ア上 に は開封用 タ ブの 押裂用先端 ( ノ ーズ ) を位置 さ せ る 必要が あ る こ と か ら こ の押裂用先端の下の ス コ ア 部 に は 、 有機樹脂被覆 を 設 け る こ と が で き ず、 ス コ ア 部全体 を完全 に被覆す る こ と は困難で あ っ た 。 こ の た め、 ス コ ア破断後の切 断端縁の保護が不完全 な も の と な り 、 ま た未被覆の ス コ ァ 部 に お け る 発錡ゃ孔食 と い う 問題を生 じ る 。
[0012] 樹脂被覆の塗装を高速化す る た め に は 、 蓋又は ラ イ ニ ン グ ガ ン の回転速度を高 く し て 、 塗布 を短時間で終 了 さ せ る必要があ る が、 蓋又は ラ イ ニ ン グガ ン の回転 速度を上げる と 、 開封用 タ ブの影 と な っ た部分に未塗 布の部分を生 じ、 安全性、 ス コ ア部の防銪性及び防食 性の点で問題を生 じ る 。
[0013] ま た、 有機樹脂の塗布工程で、 開封用 タ ブ先端に も 樹脂 が施 さ れ蓋又 は ラ イ ニ ン グ の 回転速度を上げ る と 、 タ ブ に衝突 し た樹脂の一部がは じ き飛ばさ れて蓋 の チ ャ ッ ク ウ ォ ール部 に付着 し、 後工程、 特に蓋を巻 締る工程 に悪影響を与え る。
[0014] 更に、 前述 し た回転塗布工程で は、 ガ ン ノ ズル先端 と 、 蓋の距離を少な く と も タ ブの厚み分だ け離さ な け ればな ら ないが、 蓋又は ラ イ ニ ン グガ ン の回転速度を 上げ る と 、 蓋に付着す る'直前の有機樹脂が遠心力で外 方へ飛散 し、 有機樹脂被覆带の 巾が一様で な く な り 、 外観不良 に よ り 商品価値を大 き く 減 じ る こ と に な る。 発明の要約
[0015] 従っ て、 本発明の 目 的 は、 従来の保護樹脂被覆带付 易開口性蓋 に お け る上記欠点を解消 し、 保護用樹脂被 覆帯が蓋に密着 し て、 ス コ ア部 に対す る防錡及び防食 作用が得 ら れる と 共に、 開口時又は開口後 に お け る ス コ ァ部破断部 に よ る指の ケガの癸生が有効 に防止さ れ る 、 特 に樹脂被覆蒂全体が開口 に よ り 取外 さ れる部分 に 固着 さ れ外方に突出 し た樹脂被覆帯でケガの発生が 有効 に防止さ れた保護樹脂被覆蒂付易開口性蓋を提供 す る こ と に あ る
[0016] 本発明の他の 目 的は、 前記保護用樹脂被覆茶が汚れ の な い清浄な状態に常 に維持さ れる保護樹脂被覆蒂付 易開口性蓋を提供す る に あ る 。 . '
[0017] 本発明の更に他の 目 的 は缶蓋の開口 すべ き 部分も缶 蓋周辺部 も 同一の外面塗膜を有 し な が ら 、 開封 に 際 し、 開封用ス コ ア よ り 外側の樹脂被覆带 と 缶蓋周辺部 と の缶で剥離が確実に生 じ、 開口部切断端縁が樹脂被 覆帯で覆わ れた状態 'で開封が行われ る 易開封性缶蓋を 提供す る に あ る 。
[0018] 本発明の他の 目 的は、 開封 に際 し 、 樹脂被覆带が開 口 すべ き 部分に確実に .固定さ れる機構を備え た易開封 性缶蓋を提供す る に あ る 。
[0019] 本発明 の更 に 他の 目 的 は 、 上述 し た 易開封性缶蓋 を、 従来法 に お ける前記欠点な し に製造 し得る方法を 提供す る に あ る 。
[0020] 本発明 に よ れば、 開口部を区画す る 開口 用ス コ ア 、 開口部 に設け ら れた開口 用 タ ブ及び開口 用ス コ ア を そ の両側辺 に わ た っ て跨 ぐ よ う に設け ら れ た保護樹脂被 覆带を備え た易開口性蓋に おい て、 蓋の外表面 に は有 機樹脂塗膜が設け ら れ、 該保護樹脂被覆带は ア ン カ ー 用充填剤、 粘着賦与剤及び ア ミ ノ 樹脂か ら成る群よ り 選ばれた少な く と も 1 種の添加剤を含有す る塩化ビニ ル茶樹脂の ブ ラ ス チゾルか ら 形成さ れ'且つ有機樹脂塗 膜 と 保護樹脂被覆带 どは剝離性接着さ れて い る こ-と を 特徴 と す る易開口性蓋が提供さ れる。
[0021] 末発明 に よ ればま た、 開口部を区画す る 開口 用ス コ ァ、 開口部 に設け ら れた開口 用 タ ブ及び開口用ス コ ア をその両側辺 に わ た っ て跨 ぐ よ う に設け ら れた保護樹 脂被覆带を備え た易開口性蓋に おいて、 蓋のス コ ア加 工面 に は全体 に 有機樹脂塗膜が設 け ら れ、 少な く と も 、 保護樹脂被覆带を設け る部分の有機樹脂塗膜は塩 化ビニル系樹脂に対 し て非接着性で あ り 、 該保護樹脂 被覆蒂は ア ン カ ー用充塡剤及び Z又は ア ミ ノ 樹脂を含 有す る塩化ビニル系樹脂の ブ ラ ス チ ゾルか ら 形成さ れ 且つ有機樹脂塗膜 と 保護樹脂被覆蒂 と は剝離性接着さ れて い る こ と を特徴 と す る易開口性蓋が提供さ れ る 。
[0022] 末発明 に よ れば更に 、 缶蓋に設け ら れ た開口 すべ き 部分を区画す る 開封用ス コ ア と 、 開口 すべ き部分に設 け ら れた開封用 タ ブ と 、 開口 すべ き 部分 と 缶蓋周辺部 と の間 に ス コ ア上部 に ま たがる よ う に設け ら れ た切断 端縁保護用樹脂被膜蒂 と か ら成る易開封性缶蓋 に おい て、 缶蓋の開口 すべ き 部分も缶蓋周辺部も 同一の外面 塗膜を有 し、 缶蓋の開封用ス コ ア の内側 に は樹脂被覆 帯の径外方向への移動を阻止す る た めの缶蓋 - 樹脂被 覆带係合機構が設け ら れ、 樹脂被覆蒂は、 下記式
[0023] 2 0 0 0 g // c ffl > A > 1 0 s / c m … ( 1 )
[0024] T > 2 0 g / c m … ( 2 ) 2
[0025] T 〉一( A — C ) ..· (3)
[0026] 3 式 中 、 A は 樹脂被覆帯 と 蓋 と の 単位 巾 ( cm ) 当 り の 接着強度 で あ り 、 T は樹脂被覆带の单位巾 ( cm ) 当 り の強さ であ り 、 C は定数 ( 9 0 0 ) で あ る 。
[0027] を満足す る樹脂被覆带で あ り 、 開封に 際 し、 開封用ス コ ァ ょ り 外側の樹脂被覆蒂 と 缶蓋周辺部 と の間で剝離 を生 じ、 開口部切断端縁が樹脂被覆蒂で覆わ れた状態 で開封が行われ る よ う に し た易開封性缶蓋が提供さ れ る 。
[0028] 本発明 に よ れば更 に ま た、 蓋用素材を蓋に成形 し直 っ該蓋 に 開口すべ き 部分を区画す る 少な く と も一条の ス コ ア を刻設す る工程 と 、 開封用 タ ブの固定 に先立つ て 、 該ス コ ア を完全 に 被覆 し 且つ ス コ ア を 跨 ぐ よ う に 、 ス コ ア防錡用を も兼ね る ス コ ア切断端縁保護用樹 脂の被覆を施 こ す工程 と 、 被覆さ れた ス コ ア乃至その 近傍上 に押裂用先端が位置す る よ う に開封用 タ ブを開 口 すべ き 部分に接着固定す る工程 と か ら成る こ と を特 徴 と す る 易開口性蓋製造方法が提供さ れ る 。
[0029] 図面の説明
[0030] 第 1 図は本発明の易開口性蓋の上面図で あ り 、 第 2 図は第 1 図の缶蓋の線 A — A ' に お け る断面図 で あ り 、 第 3 — A お よ び 3 — B 図は要部の断面図であ り 、 第 4 図は開口途中の段階を説明す る 図で あ り 、 第 5 図は本発明の第 1 工程で得 ら れる蓋の上面図、 第 6 図は第 5 図の断面図、
[0031] 第 7 図は第 6 図の要部の拡大断面図、
[0032] 第 8 図は本発明の第二工程で得 ら れ る蓋の上面図、 第 9 図は第 8 図の側断面図、 ·
[0033] 第 1 0 図は第 9 図の要部の拡大断面図であ る 。
[0034] 各引照数字は次の意味を有す る 。
[0035] 1 ···蓋、 2 ···金属素村、 3 a ···蓋の外面保護塗膜、
[0036] 3 b "'蓋の内面保護塗膜、 4 ···周状の搆部、 5 *··環状 リ ム部、 6 .·· ノヽ' ネ ル部、 7 ·♦. シ ー リ ン グ コ ン ノぺ ゥ ン ド 層、 8 ··♦ ス コ ア 、 9 ··♦開口 さ れる べ き 部分、 1 0 ··♦開 口 用 タ ブ、 1 1 "· ス コ ア押裂 き 用先端、 1 2 ···把持部 ( リ ン グ ) 、 1 3 ···支点部分、 1 4 ♦♦· U 字形の切 目 、 1 5 ···接続部、 1 6 "·熱可塑性樹脂接着剤層、 1 7 ··· 切断端縁保護用被覆带、 1 8 "·外周部、 1 9 ···切断端 緣、 2 0 · "外方に突出 し た部分、 2 1 ·" リ ム部、 2 2 …第ニス コ ァ 。
[0037] 発明の好適態様
[0038] 本発明 ほ、 塗装缶蓋に お け る樹脂塗膜を塩化ビ二ル 系樹脂に対 し て非接着性の も の と し、 樹脂被覆帯を、 ア ン カ ー用充填剤、 粘着付与剤又は ア ミ ノ 樹脂を含有 す る塩化ビニル系樹脂の ブ ラ ス チゾルの塗布及びゲル 化 に よ り 形成 さ せ る と 、 塗装缶蓋 と 樹脂被覆帯 と の間 に 剥離性接着が形成 さ れ る と い う 知見 を利用 す る と い う も の で あ る 。 剝離性接着 と は、 2 つ の部品の間 に 接 着 は行わ れ て い る が、 'こ の接着力が人間の指の力 に よ り 2 つ の部品が釗離で き る 範囲内 に 制御 さ れ て い る も の を言 う 。 本発明の易開 口性蓋の場合、 こ の剝離性接 着 と は、 樹脂被覆帯の凝集破壊力 に 比 し て界面での接 着強度が小 で、 し か も こ の接着強度が指 に よ る 開 口 力 に 比 し て小 さ レヽ も の と 言 う こ と がで き る 。
[0039] 一般 に 缶蓋の開 口 すべ き 部分 と 缶盖周辺部 と に 、 接 着塗料の塗布 と 未塗布 と の区別 をつ け、 或い は接着強 度の異 な る 2 種の塗料を夫 々 設 け る 場合 に は、 缶蓋周 辺部 と 樹脂被 ¾帯 と の接着強度を前述 し た 剝離性接着 領域 に 維持 し な が ら 、 樹脂被覆带を開 口 す べ き 部分 に 接着固定す る こ と が可能で あ る が、 こ の場合 に は缶蓋 の 開 口 用 ス コ ァ ょ り 外方の部分で は樹脂被覆带が蓋 と 未接着状態 に お か れ る た め、 レ ト ル ト 殺菌中又 は そ の 後の経時 に お い て 、 腐食性成分が ス コ ア 部 に 達 し 、 ス コ ア 部 の銪の発生や 、 腐食 に よ る 孔あ き 、 即 ち 孔食を 生ず る 。
[0040] 更 に 、 缶蓋の耐食性の 点 で は、 缶蓋全面 に 耐食性 に 優れ た塗膜を設 け る こ と が必須不可欠の も の と 言 っ て よ く 、 ま た素材か ら 缶蓋への苛酷 な加工条件か ら す れ ば、 こ の耐食性'塗膜 は優れ た加工性を 有す る こ と が要 1 .0
[0041] 求 さ れ る 。 か か る 見地か ら 、 缶蓋外面 に 施 こ す塗膜 は、 開口 すべ き 部分も 缶蓋周 部 も共 に同一の塗膜で あ る こ と が望ま し く 、 し かも缶蓋全外面を同一塗膜 と す る こ と は、 複雑な塗布操作を避け、 工程を簡略化 し て、 生産性を上げ、 缶蓋製造コ ス ト を下げ る 点で も望 ま し レヽ 。
[0042] 本発明 に よ れば、 缶蓋の塗膜を塩化ビニル系樹脂に 対 し て非接着性の も の と し、 塩化ビニル茶樹脂の ブ ラ ス チ ゾル中 に ア ン カ ー用充塡剤、 粘着付与剤又は ア ミ ノ 樹脂を含有せ し め る こ と に よ り 、 缶蓋表面の有機塗 膜 と の 間 に 剥離性接着 を形成 さ せ る こ と が可能 と な り 、 開口 用ス コ ア よ り 内側の部分、 即ち 開口部で は、 樹脂被覆帯 と 缶蓋 と の密着乃至接着が維持さ れ、 こ の ス コ ア よ り 外側で は樹脂被覆帯 と 缶蓋 と の剝離が容易 に進行す る こ と が わ か っ た 。
[0043] 易開口性缶蓋の開封に際 し て は、 開口開始時を除い て は、 開口 すべ き 部分が上方に持上げ ら れる こ と に よ つ て ス コ ア の剪断が行われる 。 一方、 ス コ ア を跨 ぐ よ う に設け ら れ た樹脂被覆带では、 径外方向 き の引張力 を生 じ、 こ の引張力が、 開口すべ き部分で は、 被覆帯 と 塗装金属板 と のず り 応力 と 作用 し、 一方、 ス コ ア よ り も 外側の外周部分で は被覆帯 と 塗装金属板 と の引剝 し力 と し て作用する 。 本発明の釗離性接着構造で ほ、 ず り 応力 に対 し て は接着破壊を生 じ難 く 、 一方剥離力 に 対 し て は接着破壊を生 じ易 い こ と か ら 、 樹脂被覆带 は 、 開 口 部分 に 固定 さ れ、 開 口 用 ス コ ア よ り 外側の樹 脂被覆带 と 缶蓋周辺部 と の間で剝離を生 じ 、 開 口部切 断端縁が そ れ よ り 外方 に 突出 し た樹脂被覆帯で覆わ れ た状態で開 口 が行わ れ る こ と に な る の で あ る 。
[0044] 本発明 に 用 い る 塩化 ビニ ル系樹脂 ブ ラ ス チ ゾルか ら の被覆带 は、 塩化 ビニル系樹脂特有の優れ た機械的性 質 と 腐食性成分 に 対す る 優れ た バ リ ヤー性 と を備 え て お り 、 し か も ブ ラ ス チ ゾルか ら の成形品 に 特有の柔軟 性及びク ッ シ ョ ン 性 を有 し て い る こ と か ら 、 指の ケガ に 対す る保護効果が大で あ る と 共 に 、 そ の 中 に 含有さ れ る ア ン カ ー用充填剤-、 粘着賦与剤又 は ア ミ ノ 樹脂 に よ る 密着作用 に よ り 、 ス コ ア に 対す る 防銪性及び防食 性が向上 し 、 更 に ケ ガへの保護作用 も 強化 さ れ る こ と に な る 。
[0045] 本発明 に お い て は、 塩化 ビニル系樹脂 ブ ラ ス チ ゾル 中 に ア ン カ ー用充填剤を含有 さ せ る こ と に よ り 剥離性 接着 を形成 さ せ る こ と が望 ま し い。 即 ち 、 塩化 ビニル 系 樹脂 ブ ラ ス チ ゾ ル 中 に 、 例 え ば重質炭酸 力 ル シ ゥ ム 、 酸化亜鉛、 酸化マ グ ネ シ ウ ム 等の ア ン カ ー用充埙 剤 を含有せ し め る こ と に よ り 、 塗装缶蓋 と 樹脂被覆带 と の接着強度を、 未配合の ブ ラ ス チゾル を 用 い た場合 に 比 し て 約 1 . 3 乃至 3 . 0 倍 に 高め る こ と が で き 、 こ れ に よ り 塗装缶蓋 と 樹脂被 ¾蒂 と の間 に 剝離性接着 を形 成さ せ る事が可能 と な る 。
[0046] ァ ン カー充塡剤の配合に よ り 剥離性接着が可能 と な る と い う 亊実は現象 と し て見出 さ れた も の で あ り 、 そ の理由 は未だ +分に解明さ れる に至 っ て い ない。 し か し なが ら 、 本発明者等はその理由 を次の よ う に推定 し てい る。 即ち 、 第一に ブ ラ ス チゾル中 に配合さ れた ァ ン カー用充塡剤は、 塗装缶蓋の塗膜面 と 樹脂被覆蒂 と の 間 に 相互の係止部 を形成す る と い う 投錨 ( ア ン カ 一) 効果を示す。 第二に、 ブ ラ ス チ ゾル に よ る樹脂被 覆蒂の形成は、 可塑剤中 に分散 し た塩化ビニル某樹脂 の加熱に よ る ゲル化及びそれ に続 く 冷却を通 し て行わ れる が、 こ のゲル化 ¾び冷却の際に樹艏被覆帯 に発生 す る熱歪が樹脂被覆带 と 塗膜 と の接着力を大 き く 低下 さ せ る原因 と 思われ る 。 ブ ラ ス チゾル中 に配合さ れ た ア ン カ ー用充塡剤は、 ゲル化及び冷却の際に発生す る 熱歪を緩和さ せ る よ う に作用 し、 こ れも剝離性接着の 形成 に寄与 し てい る も の と 認め ら れる 。 第三 に 、 酸化 亜鉛、 酸化マ グ ネ シ ウ ム等の周期律表第 II 族金属化合 物ほ、 加熱さ れ た と き ボ リ マ ー ラ ジ カ ルを形成さ せ、 こ の ポ リ マ ー ラ ジ カ ル と そ れ 自 体結合す る か 、 或い は、 ポ リ マ一 ラ ジ カルが再結合す る か し て架橋が生 じ る こ と が知 ら れて い る が、 本発明が対象 と す る塩化ビ ニル茶樹脂被覆蒂 -塗膜の茶で も、 こ の よ う な架橋等 に よ る 化学的接着力向上の効果が あ る も の と 思わ れ る
[0047] 塩化 ビニ ル系樹脂の ブ ラ ス チ ゾル か ら 樹脂被覆茶を 形成 さ せ る 際 に 生 じ る 一つ の問題点 は 、 こ の よ う な被 m帶を備 え た 易開 口性蓋 を缶詰の形 で加熱殺菌 に賦 し た と き 、 そ の表面 に 可塑剤等の ブ リ ー ド ア ウ ト を生 じ 易 く 、 こ れ に よ り.被 ¾带表面 に ベ タ 付 き 傾向が生 じ て 、 ゴ ミ 、 汚れ等の付着 を生 じ 、 外観特性が低下す る. こ と で あ る 。 こ の傾向 は樹脂被覆帯の塗膜への接着力 を増強 さ せ る た め、 ブ ラ ス チ ゾル中 に 粘着賦与剤を配 合 し た と き に 特 に 顕著で あ る 。 本発明 に よ れ ば、 ブ ラ ス チ ゾ ル 中 に ア ン カ ー 用 充墳剤 を 配合 す る こ と に よ り 、 加熱殺菌缶詰 の 埸合 に も 、 ベ タ 付 き 傾向 を 抑制 し 、 樹脂被覆蒂の耐汚染性を顕著 に 向上 さ せ、 そ の外 観特性を特 に 良好な も の と す る こ と が で き る 。
[0048] ま た 、 ブ ラ ス チ ゾル中 に ア ン カ ー用充塡剤 と 共 に ァ ミ ノ 樹脂を配合す る こ と に よ り 、 耐汚染性を優れ た レ ベ ル に 維持 し な が ら 、 塗膜 と の接着力 を一舉向上さ せ る こ と が で き る 。
[0049] 本発明 に お い て は 、 缶蓋の開封用 の ス コ ア の 内側 に は樹脂被覆带の径外方向への移動 を阻止す る た め の缶 蓋 - 樹脂被覆蒂係合機構 を 設 け る こ と が 、 開封 に 際 し 、 開封用 ス コ ア よ り 外側の樹脂被覆带 と 缶蓋周辺部 と の間で剝離を生 じ 、 開 口部切断端縁が樹脂被覆蒂で 覆わ れ た状態で開封が行わ れ る よ う に す る た め に 望 ま し レヽ
[0050] 本発明の易開封性缶蓋を開封後 に観察す る と 、 前記 係合機構よ り も 外側で は殆ん ど樹脂被覆带 と 缶蓋 と の 剝離が行われて お り 、 係合機構よ り も 内側で は樹脂被 覆蒂 と 缶蓋 と の密着状態が維持さ れて い る こ と か ら 、 前記係合機構は、 開封に際 し て段差 と な る ス コ ア部 と 別個の位置で樹脂被覆带を缶蓋に 固定 し、 樹脂被覆带 の密着域 と 剝離域 と を二分 し、 明確に規定す る と い う 作用 を有す る こ と が理解さ れ る 。
[0051] 本発明 に よ ればま た、 樹脂被覆蒂 と し て前記式 (1 ) , ( 2 )及び (3 ) を同時に満足す る も の を用い る こ と に よ り 、 樹脂被覆帯の破断を防止 し なが ら 、 開口すべ き 部 分への被覆帯の固定 と 缶蓋周辺部か ら の被覆帯の剝離 を確実に行い得る も ので あ る 。
[0052] 前記式 (1 ) は、 易開封性 と 被覆带の固定 と のバ ラ ン ス に関す る も のであ り 、 接着強度 (A ) が 2 0 0 0 g ノ c mを越え る と 、 被覆带の剝離が全面に わ た っ て困難 と な り 、 蓋の開口力への影響が大 き く 成 り 過ぎ、 蓋が開 け に く く な る か、 最も悪い場合 に は開口不能 と な る 。 ま た、 接着強度 (A ) が 1 0 S ノ c mよ り 小さ く な る と 、 被覆帯の固定が困難 と な り 、 蓋の取扱い中、 加熱殺菌 中、 輸送中 に樹脂被覆蒂が蓋か ら剥離 し て し ま い、 保 護の役を果た さ な く な る。
[0053] 前記式 (2 )は、 被 ¾蒂の破断を防止す る こ と に関連 す る も の で あ り 、 被覆の強 さ ( T ) が 2 0 S Z C D1以下 に な る と 、 開 口時 に 被 ¾带が破断 し て し ま い 、 蓋開 口 部の 切断端縁を そ れ よ り 外方 に 突出 し た被覆蒂で カ バ 一す る こ と が で き な い。
[0054] 前記式 (3 ) も 被?!茶の缶蓋か ら の剝離 と 被覆蒂の破 断 と に 関連す る も の で あ り 、 前記式 (3 ) が満足 さ れ な い場合 に は、 開封 に 際 し被覆带 は缶蓋周辺部か ら 剝離 さ れ る こ と な く 、 破断 し 、 切断端緣部保護の役 目 が十 分 に 果 た さ れ な い こ と に な る 。
[0055] 更 に 本発明の方法 に よ れ ば、 開封用 タ ブの蓋への取 付 け及び固定を接着 に よ り 行 う こ と に よ り 、 リ ベ ッ ト 形成の各工程 ( バル ブ、 バル ブ リ フ ォ ー ム 、 ボ タ ン 及 びス テ イ ク ) が不要 と な り 、 開封用 タ ブの位置決め の 厳密性を緩和 さ れ る こ と か ら 、 ス コ ア刻設工程 と 開封 用 タ ブの固着工程 と を分離す る こ と が可能 と な り 、 ス コ ア 刻設工程 と 開封用 タ ブの固着工程 と の間 に 、 有機 樹脂被覆蒂の塗布工程を設 け る こ と が可能 と な る 。
[0056] し か も 、 開封用 タ ブの固着 に 先立 っ て有機樹脂被 ¾ 茶を塗布す る た め、 ス コ ア全周 に わ た っ て 、 厚み、 巾 が一様で完全 な被覆带を形成 さ せ る こ と が で き る 。
[0057] ま た 、 蓋や ラ イ ニ ン グ ガ ン の高速回転で被覆带の塗 布工程を高速化す る 場合 に も 、 タ ブが付い て い な い た め 、 タ ブの影 に な る 部分が な く 、 被覆の完全 さ が維持 さ れ る と 共 に 、 塗布時 に お け る タ ブ に よ る 有機樹脂の は じ き飛ば し を生 じ る こ と も な く な る , 更に 、 タ ブが 付い て レヽ な い た め、 ラ イ ニ ン グガ ン · ノ ズ'ル と 蓋 と の 距離 を十分 に 近ず け る こ と が可能 と な り 、 意図 し た パ タ ー ン 及び寸法内の樹脂被覆帯の 形成が可能 と な る 。 ..
[0058] 蓋の構造
[0059] 本発明の蓋の上面を示す第 1 図、 そ の側断面を示す 第 2 図及び要部の拡大断面を示す第 3 - A 及び 3 - B 図 に おいて、 こ の缶蓋 1 は、 第 3 — A 及び 3 — B 図に 示す通 り 、 金属素材 2 と そ の外面全面に施さ れた外面 保護塗膜 3 a 及びそ の内面全面に施さ れた内面保護塗 膜 3 b と か ら成る'断面構造を有 し て い る 。
[0060] こ の蓋 1 は、 外周 に周状の搆部 に環状 リ ム部 5 を介 し て連な る パネ ル部 6 と を備え て お り 、 搆部 4 に は缶 胴 フ ラ ン ジ (図示せず ) と の二重巻締 に際 し て、 こ れ と 密封係合さ れる シー リ ン グ コ ン ノぺ ゥ ン ド層 7 が設け ら れてい る 。 環状 リ ム部 5 の内方に は、 ス コ ア 8 で区 画さ れる開口 さ れる べ き部分 9 があ る 。 こ の開口用部 分 9 はバ ネ ル部 6 の大部分 と実質上一致 し てい て も よ い し 、 パ ネ ル部 6 の一部 が開 口 用部分 で あ っ て も よ い。 ス コ ア 8 は、 第 3 - A 及び 3 — B 図の拡大断面図 に示す通 り 、 金属素材 2 の厚み方向の途中 に達す る よ う に設け ら れて い る 。 こ の開口 用部分 9 に開封用 タ ブ 1 0 が以下に述べ る仕組みで設け ら れて い る 。 こ の開 封用 タ ブ 1 0 は 、 一端 に ス コ ア 押裂 き 用先端 1 1 、 他 端 に 把持部 ( リ ン グ ) 1 2 及び こ れ ら の間 に 位置 し 且 つ蓋 に 対 し て接合 さ れ る 支点部分 1 3 を有 し て い る 。 こ の具体例 に お い て 、 支点部分 1 3 は、 先端 1 1 と リ ン グ 1 2 と の 間 で タ ブ に 、 形状 が ほ ぼ U 字形 の 切 目 1 4 を、 支点部分 1 3 と 先端 1 1 と の 間 に 接続部 1 5 が存在す る よ う に設 け て舌片状 .と す る こ と に よ り 形成 さ れて い る 。 開封用 タ ブ 1 0 の押裂 き 用先端 1 1 は、 蓋体の ス コ ア 8 と そ の位置が ほ ぼ一致す る よ う に 、 舌 片 状 の 支点部分 1 3 に お い て 、 蓋体 の 開 口 用 部 分 9 と 、 例 え ば熱可塑性樹脂接着剤層 1 6 を介 し て熱接着 さ れ る こ と に よ り 固定 さ れ て レヽ る 。
[0061] 缶蓋 1 の外面側 に は、 ス コ ア 8 を跨 ぐ う に 以下 に 詳述す る エ ラ ス ト マ ーか ら 成 る 切断端緣保護用樹脂被 覆帯 1 7 が設 け ら れ て い る 。 こ の樹脂被覆带 1 7 はス コ ア 8 の全周 に わ た っ て 設 け ら れ て お り 、 し か も 第 3 一 B 図 に よ く 示 さ れ る.通 り 、 ス コ ア 8 よ り も 外側 に は 比较的小 さ い 巾 で 、 且つ ス コ ア 8 よ り も 内側 に は、 比 較的広い 巾 で設 け ら れ て い る 。 ま た 、 樹脂被覆.带 1 7 は開 口 用 ス コ ア 8 の 内部、 即 ち 溝内 に も 充塡 さ れ て い る こ と が理解 さ れ る 。
[0062] こ の具体例の缶蓋 に お い て 、 開封用 タ ブ 1 0 の リ ン グ 1 2 を指で撮み、 こ れ を上方 に 持 ち 上げ る と 、 こ の 力が支点部分 1 3 を介 し て押裂用先端 1 1 に 下向 き の 力 と し て伝達さ れ、 ス コ ァ 8 に下向 き の押裂力が加わ り 、 ス コ ア 8 の剪断が開始さ れ る。 次い で開封用 タ ブ 1 0 を更に上 に持ち 上げる こ と に よ り 、 開口 用部分 9 も 上方に持ち上げ ら れ、 ス コ ア 8 の剪断が更に進行 し て開口用部分の取外 し が行われ る。 こ の開口途中の段 階を説明す る第 4 図 に おい て 、 ス コ ア 8 の剪断開口時 に は開口用部分 9 と そ の外周部 1 8 と の間に は段差が 生 じ てい る こ と がわか る
[0063] 本発明 に お け る樹脂被覆带 1 7 は、 ア ン カ ー用充墳 剤、 粘着賦与剤又は ア ミ ノ 樹脂を含有す る塩化ビニル 系樹脂の ブ ラ ス チゾルか ら形成さ れて い る た め、 蓋の 外面保護塗膜 3 a を介 し て剝離性接着 さ れて い る 。 第 4 図 に示す 開 口 時点 で 、 ス コ ア 8 を 跨 ぐ樹脂被覆帯 1 7 に は引張 り 力が作用す る が、 こ の引張 り 力は開口 用部分 9 の位置で はず り 応力 と な り 、 外周部 1 8 で は 剝離力 と な る 。 一般に接着構造物で はず り 応力 に対 し て は強力で あ る が引剝 し力 に は弱 く 、 か く し て開口用 部分 9 で は、 樹脂被覆帯 1 7 の固定が有効 に行われる が、 被覆蒂 1 .7 の開口 用部分 9 の切断端縁 1 9 よ り も 外方に突出 し た部分 2 0 で は外周部 1 8 と の間に剝離 が進行 し、 且つ こ の突出部分 2 0 が切断端緣 1 9 と 指 と の接触を防止す る プ ロ テ ク タ ー と し て作用す る こ と も 了解さ れよ う 。
[0064] ま た、 開口用ス コ ア 8 よ り も 内側に設け ら れ た缶蓋 一 樹 脂被覆蒂係合機構、 即 ち 第 二 ス コ ア 2 2 や リ ム 2 1 は 、 樹脂被 ¾带 1 7 と 係合 し て 、 こ の被覆带 1 7 が径外方向 に 引張 ら れ て移動す る の を阻止 し 且つ固定 す る 作用 を有 し て い る こ と が理解 さ れ よ う 。
[0065] 樹脂被覆蒂
[0066] 太発 明 に よ れ ば、 樹脂被覆蒂 を 、 ア ン カ ー 用 充填 剤、 粘着賦与剤 /及び /又は ァ ミ ノ 樹脂を含有す る 塩 ィヒ ビニル某樹脂の ブ ラ ス チ ゾル の塗布及びゲル化で形 成す る 。 ブ ラ ス チゾル と は 、 塩化 ビ ニ ル系樹脂 と 可塑 剤 と を混合 し 、 ペース ト 状 に し た も の で加熱 に よ り ゲ ル化 し 、 均一 な弾性体 に な り 得 る も の を言 う 。
[0067] 本発明 に お い て 、 塩化 ビニル茶樹脂 と し て は、 塩化 ビ ニ ルの单独重合体の他、 塩化 ビニ ル と 少量の共单量 体、 例 え ば酢酸 ビュル、 塩化 ビニ リ デ ン 、 ス チ レ ン 、 ア ク リ ル酸エス テ ル、 メ タ ク リ ル酸エス テ ル、 ブ タ ジ ェ ン と の 共重合体 も 使 用 で き る 。 こ れ ら の 塩化 ビ ニ ル 系樹脂 の 平均重合度 は 、 特 に 制限 は な く 、 一般 に 5 0 0 乃至 3 0 0 0 の も の が好.都合 で あ る 。 こ れ ら の 塩化 ビニル系樹脂 は、 乳化重合法 に よ る 粒径の比较的 微細 な も の で も 、 懸濁重合法 に よ る 粒径の比較的粗大 な も の で も 、 或い は こ れ ら の混合物で も 本発明 の 目 的 に 使用 で き る 。
[0068] 可塑剤 と し て は、 塩化ビュル茶樹脂 に 対 し一般 に 使 用 さ れて い る 可塑剤、 例 え ば、 次の も の を 用 い る こ と が で き る
[0069] 1 . フ タ ー ル酸エス テ ル
[0070] フ タ ール酸 ジ ェ チ ル
[0071] フ タ ール酸 ジ ー n — ブ チ ル
[0072] フ タ ール酸ジ - i - ブ チ ル
[0073] フ タ ール酸 ジへ キ シ ル
[0074] フ タ ール酸 ジ ー i 一 へ ブ チ ル
[0075] フ タ 一ル酸 ジ才 ク チ ル ( D 0 P )
[0076] [ n — ォ ク チ ル、 2 — ェチ ルへ キ シ ル、 イ ソ ォ ク チ ル ( ォ キ ソ ) を含む ]
[0077] フ タ ール酸ジ ー i 一 へ ブ チ ル ー i 一ノ ニル フ タ ール酸ジ ー n — ォ ク チ ル ー n — デ シ ル フ タ ール酸 ジ デ シ ル
[0078] [ n —デ シ ル、 i 一デ シ ル を含む。 ]
[0079] フ タ ール酸ジ ブ チ ルベ ン ジ ル
[0080] フ タ ール酸 ジ フ エ 二ル
[0081] フ タ ール酸ジ シ ク 口 へ キ シ ル
[0082] フ タ 一ル酸 ジ メ チル シ ク ロ へ キ シル
[0083] フ タ ール酸 ジ メ ト キ シ ェ チル
[0084] フ タ ール酸 ジ ブ ト キ シ ェチ ル
[0085] ェ チ ル フ タ リ ルェ チ ルグ リ コ レ ー ト- ブ チ ル フ タ リ ル プ チルグ リ コ レ ー ト
[0086] 2 - 脂肪族二塩基酸エス テル
[0087] ア ジ ビ ン 酸 ジ ー i 一 ブ チ ル - ア ジ ビ ン 酸ォ ク チ ル
[0088] [ 2 — ェ チ ルへ キ シ ル、 n — 才 ク チ ル共 ] ア ジ ビ ン酸ジ デ シ ル
[0089] [ i - デ シ ル、 n — デ シル共 ]
[0090] ア ジ ビ ン 酸 ジ ( n - ォ ク チ ル ー n - デ シ ル ) ア ジ ビ ン 酸 ジベ ン ジ ル
[0091] セ バ チ ン 酸 ジ ブ チ ル
[0092] [ n — ブ チ ル ]
[0093] セ ノ チ ン酸 ジ ォ ク チ ル
[0094] [ 2 ェ チ ルへ キ シ ル、 n — ォ ク チ ル共 ] ァ ゼ ラ イ ン酸 - n — へ キ シ ル
[0095] ァ ゼ ラ イ ン 酸 ジ ォ ク チ ル
[0096] [ 2 ェ チ ルへ ギシ ル ]
[0097] . リ ン 酸エ ス テ ル
[0098] リ ン 酸 ジ フ エ ニル 2 ェチ ルへ キ シ ル
[0099] . ヒ ド ロ キ シ多価カ ルボ ン酸エ ス テ ル 酒石酸 ジ ェ チ ル
[0100] ァ セ チ ル ク ェ ン 酸 ト リ エ チ ル
[0101] ァ セ チ ル ク ェ ン 酸 ト リ ブ チ ル
[0102] ァ セ チ ル ク ェ ン 酸 2 ェ チ ルへ キ シ ル
[0103] ク ェ ン酸モ ノ イ ソ プ ロ ビ ル
[0104] ク ェ ン酸 ト リ ブ チ ル
[0105] ク ェ ン酸モ ノ 、 ジ、 ト リ ス テ リ ル
[0106] . 脂肪酸エス テ ル ァ セ チ ル リ シ ノ ー ル酸 メ チ ル
[0107] パ ル ミ チ ン 酸 ェ チ ル
[0108] ス テ ア リ ン 酸 ェ チ ル
[0109] ス テ ア リ ン 酸 n — ブ チ ル
[0110] ス テ ア リ ン 酸 ァ ミ ル
[0111] ス テ ア リ ン 酸 シ ク ロ へ キ シ ル
[0112] ォ レ イ ン 酸 ブ チ ル
[0113] 水添 ロ ジ ン メ チ ル エ ス テ ル
[0114] . 多価ア ル コ ー ル エ ス テ ル
[0115] グ リ セ リ ン ト リ ア セ テ ー ト
[0116] グ リ セ リ ン ト リ ブ 口 ビ オ ネ
[0117] グ リ セ リ ン ト リ ブ チ レ ー ト
[0118] グ リ セ リ ン ト リ へ ブ タ ノ エ ー ト
[0119] グ リ セ リ ン モ ノ ァ セ チ ル モ ノ ス テ ア レ ー グ リ セ リ ン モ ノ ァ セ チ ル モ ノ ラ ウ レ ー ト リ エ チ レ ン グ リ コ ー ル ジ カ プ リ レ ー ト ト リ エ チ レ ン グ リ コ ー ル ジ カ ブ レ ー ト ベ ン タ ン ジオー ル ジ ィ ソ酪酸エ ス テ ル . エ ポ キ シ系可塑剤
[0120] エ ポ キ シ化大豆油
[0121] エ ポ キ シ ィ匕 ヒ マ シ油
[0122] エ ポ キ シ ィヒ ア マ 二油
[0123] エ ポ キ シ化サ フ ラ ワ ー油
[0124] エ ポ キ シ化ア マ二油脂肪酸ブ チ ル エ ポ キ シ ス テ ア リ ン 酸 才 ク チ ル
[0125] [ i ー ォ ク チ ル 、 2 ェ チ ル へ キ シ ル共 ]
[0126] 3 - ( 2 —キ セ ノ キ シ ) 一 1 , 2 エ ポ キ シ プ ロ パ ン 8 . ボ リ エ ス テ ル茶可塑剤
[0127] ポ リ ( ジ エ チ レ ン グ リ コ ー ル 、 テ ル ペ ン無水マ レ イ ン酸付加物) エ ス テ ル
[0128] ボ リ ( プ ロ ピ レ ン グ リ コ ー ル 、 ア ジ ビ ン酸) エ ス テ ル
[0129] ポ リ ( 1 , 3 -ブ タ ン ジ オ ー ル 、 ア ジ ビ ン酸) エ ス テ ル
[0130] ボ リ ( プ ロ ピ レ ン グ リ コ ー ル 、 セ ノ チ ン酸) エ ス テ ル
[0131] ポ リ ( 1 , 3 -ブ タ ン ジ 才 ル セ バ チ ン酸) エ ス テ ル
[0132] ポ リ ( プ ロ ピ レ ン グ リ コ ー ル 、 フ タ ー ル酸) エ ス テ ル
[0133] ボ リ ( 1 , 3 -ブ タ ン ジ オ ー ル 、 フ タ ー ル酸) エ ス テ ル
[0134] ボ リ ( エ チ レ ン グ リ コ ー ル 、 ア ジ ピ ン酸) エ ス テ ル
[0135] ポ リ ( 1 , 6 -へ キ サ ン ジ オ ー ル 、 ア ジ ピ ン酸) エ ス テ ル
[0136] ァ セ チ ルイ匕ポ リ ( ブ タ ン ジ オ ー ル 、 ア ジ ビ ン酸) エ ス テ ル [ ブ タ ン ジ オール は 1 , 3 -及び 1 .4 - タ イ プ ] 9 . そ の他
[0137] ア ル キ ルス ル ホ ン酸 ( C i2〜 C 20 )
[0138] フ エ ノ ルエス テル
[0139] ア ル キル ス ルホ ン酸 ( c 12〜 c 20)
[0140] ク レ ゾールエス テ ル
[0141] 水素化ボ リ ブテ ン
[0142] P 一 tert— ブ チ ル フ ヱ ニルサ リ シ レ ー ト
[0143] 塩素化パ ラ ィ ン 。
[0144] 本発明 に 用 い る ア ン カ ー用充塡剤は ブ ラ ス チ ゾル か ら 形成さ れる樹脂被覆带 と 、 ブ ラ ス チ ゾルを塗布す る 塗膜面 と の間 に、 前述 し た ア ン カ ー効果等 に よ る接着 力を示す も の であ り 、 こ の意味で は通常の充塡剤 と は 異 な っ て い る 。
[0145] こ の ア ン カ ー用充塡剤の適当 な例は、 こ れ に制限さ れ る も の で は ないが、 周期律表第 II 族金属の酸化物、 水酸化物又は炭酸塩であ り 、 例えば酸化亜鉛、 、 酸化 マ グ ネ シ ウ ム 、 水酸化マ グ ネ シ ウ ム 、 炭酸 カ ル シ ゥ ム 、 炭酸マ グ ネ シ ウ ム 、 塩基性炭酸マ グネ シ ウ ム 等で あ る 。 こ れ ら の中で も 、 重質炭酸カ ル シ ウ ム 、 酸化亜 鉛、 酸化マグネ シ ム が特 に好適な も の で あ る 。 こ れ ら の周期律表第 π族金属化合物ほ、 樹脂被覆体 と 塗膜 と の接着力向上効果が他の充塡剤 と 比べ て特 に 大 き く 、 ま た樹脂被覆蒂に優れた耐汚染性を も与え る も の で あ る 。 ま た 、 こ の も の は 白 色 で あ る と レ、 う 利点 を も 有 し て い る 。
[0146] 用 い る ア ン カ ー用充墳剤の粒度 は、 特 に 制限 は な い が、 一般 に 0.01乃至 20 μ πι、 特 に 0 .053乃至 1 5 μ πι の粒径 を有す る も の が望 ま し い。
[0147] 本発明の好適態様 で は、 重質炭酸カ ル シ ウ ム と 酸化 亜鉛 と を組合せ で用 い る 。 こ の組合せ で は、 樹脂被覆 帯 と 塗膜 と の間 に 最 も 高い接着力が得 ら れ、 耐汚染性 向上効果 も 高い。 両者の組合せ量比 は 、 種 々 変化さ せ 得 る が、 重質炭酸カ ル シ ウ ム と 酸化亜鉛 と を 1 : 0.01 乃至 1 : 1 0 、 特 に 1 : 0.1 乃至 1 : 5 の重量比で 用 レヽ る の が よ レヽ。
[0148] ' 本発明 に お い て 、 ア ン カ ー用充塡剤 と 共 に 、 ァ ミ ノ 樹脂 を ブ ラ ス チ ゾル に配合す る こ と に よ り 、 耐汚染性 を優れ た レ ベ ル に 維持 し な が ら 、 レ ト ル ト 殺菌後 に お け る 塗膜 と の接着性を向上 さ せ得 る こ と がわ か っ た 。
[0149] 本発明の ブ ラ ス チ ゾル組成物 に 配合す る 粘着賦与剤 と し て は、 ビニル芳香族炭化水素系樹脂、 テ ルべ ン 樹 脂、 ロ ジ ン 類、 ク マ ロ ン 樹脂、 石油系炭化水素樹脂、 フ ノ ー ル樹脂等の公知の粘着賦与剤 を挙げ る こ と が で き る 。
[0150] ビ ニ ル 芳香族炭化水素茶樹脂 と し て ほ 、 例 え ば、 式
[0151] 式中、 及び R 2 の各々 は水素原子或い は炭素 数 4 以下 (以下单に低級 と 呼ぶ ) の アルキル基で あ り 、 R 3 は炭素数 4 以下の ア ルキル基であ り 、 n はゼ ロ を含む 2 迄の整数で あ る 、
[0152] の单量体の单独重合体、 共重合体或い は こ れ ら の单量 体 と 他のェチ レ ン系不飽和单量体 と の共重合体を挙げ る こ と が で き 、 その適当 な例ほ、 こ れ に限定さ れ る も の で はないが、 次の通 り で あ る 。 '
[0153] ポ リ ス チ レ ン 、 ポ リ 一'な ー メ チ ルス チ レ ン 、 ポ リ ビ ニル ト ルエ ン 、 ポ リ 一 ー メ チ ルス チ レ ン 、 ポ リ イ ソ ブ ロ ぺ ニル ト ルエ ン 、 α —メ チ ルス チ レ ン ー ビニル ト ルェ ン共重合体、 ス チ レ ン — ア ク リ ル酸ェ チル共重合 体、 ス チ レ ン 一 ア ク リ ル酸ェチ ル ー メ タ ク リ ル酸メ チ ル共重合体、 ス チ レ ン 一 ブタ ジエ ン共重合体。
[0154] テルベ ン茶重合体 と し て は、 例え ば、 ジベ ン テ ン重 合体、 α — ビ ネ ン重合体、 3 — ビ ネ ン重合体、 イ ソ ブ レ ン重合体、 或い は こ れ ら の共重合体を挙げる こ と が で き る 。 ま た、 テ ルベ ン茶重合体は フ ヱ ノ ールや有機 酸の如 き も ので変性さ れて い て も よ い。 ロ ジ ン 類 と し て は、 ロ ジ ン の他、 ロ ジ ン エ ス テ ル、 エス テ ルガ ム 、 水素化 ロ ジ ン 、 ロ ジ ン ベ ン タ エ リ ス リ ツ ト エ ス テ ル、 ロ ジ ン の各種樹脂変性物等が使用 さ れ る 。
[0155] 石油樹脂 と し て は、 石油系不飽和炭化水素を原料 と し た.各種樹脂、 例 え ば シ ク ロ ベ ン タ ジ ェ ン を主原料 と す る 樹脂や、 高級才 レ フ ィ ン 系炭化水素を主原料 と す る 樹脂が挙げ ら れ る 。
[0156] ま た 、 ク マ ロ ン 一イ ン デ ン 樹脂 と し て は、 ク マ ロ ン 及び イ ン デ ン を硫酸や フ リ ーデ ル ク ラ フ ト 触媒の存在 下 に 重合さ せ た 比較的低分子量の も の が使用 さ れ る 。
[0157] 本発明 に 用 レ、.る こ の タ イ プの ブ ラ ス チ ゾル組成物を 製造す る に 際 し て は、 可塑剤中 に 高温下で粘着賦与剤 を溶解乃至分散 さ せ、 次い で こ れ を冷却 し た後塩化 ビ ニ ル系樹脂を分散 さ せ る の が よ い。
[0158] ァ ミ ノ 樹脂 と し て は、 尿素、 メ ラ ミ ン 、 ァ セ ト グ ァ ナ ミ ン 、 ベ ン ゾグ ア ナ ミ ン 等の ア ミ ノ 基含有化合物 と ホ ル ム ア ルデ ヒ ド と を縮合 さ せ る こ と に よ り 得 ら れ た 樹脂が使用 さ れ、 メ タ ノ ー ル、 エ タ ノ ール、 n — ブ タ ノ ール、 i s o — ブ タ ノ ー ル等で 、 エー テ ルィ匕 し た エー テ ル化 ァ ミ ノ 樹脂が好適 に 使用 さ れ る 。 こ れ ら の ア ミ ノ 樹脂 は メ タ ノ ール、 ブ タ ノ ール、 キ シ ロ ール等の溶 媒中 に 溶解 さ せ た溶液の形で市販 さ れ て お り 、 こ の溶 液を ブ ラ ス チ ゾル中 に添加 し て 樹脂被覆帯の形成 に 用 レヽ る
[0159] ァ ミ ノ 樹脂 と し て は、 樹脂 1 0 0 グ ラ ム 当 り 、 塩基 性濃度が 0 . 8 乃至 3 . 0 グ ラ ム原子、 特に Q . 3 乃至 2 . 5 グ ラ ム 原子で、 メ チ ロ ー ル基及びエー テ ルィ匕メ チ ロ ー ル基濃度が 5 0 乃至 5 0 0 ミ リ モ ル特 に 6 0 乃至 4 0 0 ミ リ モ ルの範囲内 に あ る も のが、 剝離性接着の 点で も好都合で あ る 。
[0160] 塩化ビュル樹脂ブ ラ ス チゾルへの ァ ミノ 樹脂の配合 に よ り 剝離性接着が可能で あ る と い う 事実も、 現象 と し て見出さ れた も の で あ り 、 そ の理由 は未だ十分 に解 明 さ れ る に至っ てい ないが、 本発明者等は次の よ う に 推定 し てい る 。 即ち 、 ァ ミ ノ 樹脂は、 そ の分子鎖中 に メ チ ロール基乃至はエーテル化メ チ ロール基 と い う 官 能基 と 骨格 と な っ て い る ア ミ ノ 基 と い う 官能基 と の両 方を有 し てい る 。 ま た、 ブ ラ ス チゾル に よ る樹脂被覆 帯の形成は、 可塑剤中分散 し た塩化ビニル系樹脂の加 熱に よ る ゲル化及びそ れ に続 く 冷却を通 し て行われる が、 こ のゲル化の ための加熱の際、 ァ ミ ノ 樹脂中の前 記官能基 と 塗膜形成樹脂 と の化学的相互作用 に よ り 剝 離性接着を生 じ る も の と 認め ら れる 。
[0161] 塩化ビニル系樹脂ブ ラ ス チ ゾルか ら樹脂被覆蒂を形 成さ せ る 際に生 じ る一つ の問題点は、 こ の被覆蒂を傭 え た易開口性蓋を缶詰の形で加熱殺菌に賦 し た と き 、 その表面に可塑剤等の ブ リ ー ド ア ウ ト を生 じ易 く 、 こ れ に よ り 被覆带表面のベ タ 付 き 傾向 に よ り 、 ゴ ミ 、 汚 れ 等 の 付着 を 生 じ て 、 外観特性 が低下 す る こ と で あ る 。 こ の傾向 は、 樹脂被覆茶の塗膜へ の接着力 を増強 さ せ る べ く 、 ブ ラ ス チ ゾル中 に 粘着賦与剤を配合 し た と き に 特 に 顕著で あ る 。 こ れ に対 し て 、 本発明 で 用 い る ァ ミ ノ 樹脂 は、 塩化 ビニル某樹脂の ブ ラ ス チ ゾル に 配合 し た と き 、 他の樹脂 に 比 し て ベ タ 付 き 傾向が例外 的 に 小 さ く 、 樹脂被覆蒂 の 耐汚染性 を 顕著 に 向上 さ せ 、 そ の外観特性を特 に 良好 な も の と す る こ と が で き る 。
[0162] 更 に 、 ァ ミ ノ 樹脂を配合 し た塩-化 ビニル茶樹脂の ブ ラ ス チ ゾルか ら 樹脂被覆带を形成す る こ と に よ り 、 蓋 の 外 面 に ク リ ヤ ー な ( 透明 な ) 樹脂被覆蒂 が 形成 さ れ、 缶詰外面の商品価値を損わ な い と い う 利点 も 達成 さ れ る 。
[0163] こ れ ら の ァ ミ ノ 樹脂 は、 粘着賦与剤 に 比 し て 加熱殺 菌後の樹脂被覆蒂のベ タ 付 き 傾向が少 な く 、 耐汚染性 に 優れ た 樹脂被覆体を剝離性接着状態で形成す る と い う 利点 を与 え る 。
[0164] 本発明 に お い て 、 可塑剤 は、 塩化 ビニ ル茶樹脂 1 0 0 重量部当 り 3 5 乃至 2 0 0 重量部、 特 に 6 0 乃至 1 6 0 重量部の量で使用 す る の が よ く 、 上記範囲 よ り も 少な い 場合 に は 、 塗布 に 必要 な 流動性 が得 ら れ な か つ た り 、 保護 に 必要 な柔軟性乃至ク ッ シ ョ ン 性が得 ら れ な い場合があ り 、 一方上記範囲よ り も 多い と き に は、 被 覆蒂樹脂組成物が過度 に 柔軟 と な っ た り 、 機械的強 度が低下 し す ぎ る の で 、 本発明 の 目 的 に 適 さ な く な る 。 - —方、 ア ン カ ー用充塡剤は、 塩化ビ ュル系樹脂 1 0 0 重量部当 り 1 乃至 9 0 重量部、 特 に 5 乃至 7 0 重量部 の量で且つ最終ブ ラ ス チゾルの流動性が維持さ れる範 囲内で用い る のがよ い。 即ち 、 ア ン カ ー用充塡剤の配 合量が上記範囲よ り も少ない と 接着力増強及び耐汚染 性向上の効果が少な く 、 上記範囲よ り も 多い と 、 樹脂 被覆体が脆 く な る傾向があ る 。
[0165] ま た、 粘着賦与剤の量は、 要求さ れる接着の程度に よ っ て種々 変化さ せ得る が、 一般的 に は、 塩化ビニル 系樹脂 1 0 0 重量部当 り 、 粘着賦与剤を 5 〜 1 5 0 重 量部、 特に 1 0 乃至 1 0 0 重量部の量で添加す る のが よ い。 粘着賦与剤が上記範囲よ り も 少ない場合に は、 接着力を 1 0 s ノ c m以上に向上さ せ る こ と が一般に困 難で あ り 、 一方上記範囲よ り も 多い場合に は、 接着力 が高す ぎて、 剥離を円滑に行な う こ と が困難 と な っ た り 、 或い は被覆茶のベタ付き傾向が大 と な る場合があ る 。
[0166] 更に 、 ァ ミ ノ 樹脂は、 塩ビニル系樹脂 1 0 0 重量部 当 り 1 乃至 3 0 重量部、 特に 2 乃至 2 0 重量部の量で g合す る のがよ い。 ア ミ ノ 樹脂の配合量が上記範囲よ り も 少な い と き に は 、 レ ト ル ト 殺菌後 に も 剝離性接着 状態を維持 し得 る と い う 耐熱水性が十分で は な く 、 ま た 上記範囲 よ り も 多い と ゾルが不安定 と な っ た り 、 或 い は増粘傾向が大 と な る 。
[0167] 本発明 に 用 い る 被 S带形成用 の塩化 ビニ ル系樹脂組 成物 に は、 任意成分 と し て 、 安定剤、 他の充塡剤、 顔 料、 発泡剤等の そ れ 自 体公知の S合剤を公知の処方 に 従 っ て配合す る こ と が で き る 。 た と え ば、 安定剤 と し て は、 金属石驗系安定剤、 有機鍚系安定剤、 有機 リ ン 酸エス テ ル茶安定剤が、 顔料 と し て は チ タ ン 白 、 カ ー ボ ン ブ ラ ッ ク 等が、 発泡剤 と し て は、 ァ ゾ ジ カ ー ボ ン ア ミ ド 、 4 , 4 -ォ キ シ ビス ( ベ ン ゼ ン ス ルホ ニ ル ) ヒ ド ラ ジ ド 等が使用 さ れ る 。
[0168] 好適 な ブ ラ ス チ ゾル組成物の処方を以下 に 示す。 不透明処方
[0169] 塩化 ビニル系樹脂 1 0 0 重 S部 可塑剤 6 0 〜 1 6 0 )} 発泡剤 0 〜 2 ノゾ 安定剤 0 . 5 〜 4 クノ 活 剤 1 〜 5 ノノ ア ン カ ー用充墳剤 5 〜 7 0 )} 顔 料 0 〜 5 ノノ ク リ ア 処方
[0170] 塩化 ビニル系樹脂 1 0 0 重量部 可塑剤 6 0 〜 : 1 6 0 〃 発泡剤 0 〜 2 " 安定剤 Q .5 〜 4 ガ 活 剤 1 〜 5 ガ 透明性充塡剤 1 〜 1 0
[0171] 粘着賦与剤又は ア ミ ノ 樹脂 2 〜 1 0 0 " 缶蓋を形成する拿属素材は、 表面処理綱板や アル ミ ニ ゥ ム板で あ っ て よ い が、 本発明ほ剛性の あ る鋭利な 切断端縁が形成さ れ易い表面処理綱板か ら成る 易開封 性缶蓋に特に有用で あ る。 表面処理綱板 と し て は、 電 解ク ロ ム酸処理綱板 ( T F S ) 、 鍚メ ッ.キ綱板: ( プ リ キ ) 、 ニ ッ ケ ル メ ツ キ網板、 鍚ニ ッ ケ ル合金メ ツ キ網 板、 ア ル ミ メ ツ キ綱板等を挙げ る こ と がで き る が、 こ れ ら の例 に 限定さ れない。 金属素材ほ、 一般 に 0.10乃 至 0.4Qmin、 特 に Q .12乃至 Q .35 mmの厚み を有す る も のが よ い。
[0172] 保護塗膜 と し て は、 前述し た金属素材 に対 し て優れ た密着性を示す それ自体公知の任意の保護塗料が使用 さ れる 。 こ の塗料 と し て は、 熱硬化性或い は熱可塑性 の樹脂塗料、 例え ばフ ヱ ノ ール · ェポ キ シ塗料、 ア ミ ノ ♦ エポ キ シ塗料、 エポ キ シ ♦ エス テ ル塗料等の変性 エポキ シ塗料 ; 例え ば塩化ビニル -酢酸ビニル共重合 体、 塩化ビニル -酢酸ビニル共重合体部分ケ ン化物、 塩化 ビ ニ ル - 酢酸 ビ ニル - 無水マ レ イ ン 酸共重合体、 エ ポ キ シ変性 - エポ キ シ ァ ミ ノ 変性一或い は エ ポ キ シ フ ェ ノ ー ル変性 - ビュル樹脂塗料等の ビ ニル又変性ビ ニ ル塗料 ; ァ ク リ ル樹脂系塗料 ; 油性塗料 ; ア ル キ ツ ド 塗料 ; ポ リ エ ス テ ル塗料 ; ス チ レ ン - ブ タ ジ エ ン 系 共重合体等の合成ゴム 茶塗料等が使用 さ れ る 。
[0173] 保護 塗膜 は 单一の 塗膜 で も よ く 、 ま た 下塗 り 塗膜 ( ア ン ダー コ ー ト ) と 上塗 り 塗膜 ( ト ッ プ コ ー ト ) と の組合せ塗膜で も よ い。 ま た 、 下塗 り 塗膜の上 に 、 印 刷 イ ン キ に よ る 印刷層 を設 け、 そ の上 に 仕上げニス層 を設 け た も の で も よ い。
[0174] 本発明 に お い て 、 少 な く と も 保護樹脂被覆帯を設 け る 部分の有機樹脂塗膜 ほ塩化 ビニル系樹脂 に 対.し て 非 接着性の も の で な け れば な ら な い。 そ う で な け れ ば本 発明 に 言 う 剝離性接着 を保護樹脂被覆帶 と の間 に 形成 す る こ と が で き な い。 こ の よ う な塩化 ビニル系樹脂 に 対 し て 非接着性の外面塗料 と し て は、 ア ル キ ド · ア ミ ノ 塗料、 オ イ ル フ リ ー ア ル キ ド . ァ ミ ノ 塗料、 高分子 飽和ポ リ エ ス テ ル ♦ ァ ミ ノ 塗料等の ポ リ エス テ ル某塗 料 ; エ ポ キ シ エス テ ル系塗料 ; エ ポ キ シ ♦ ア ミ ノ 系塗 料.、 ; エ ポ キ シ · フ ヱ ノ ール系塗料 を挙げ る こ と が で き る 。
[0175] 金属素材の 直上 に 施 さ れ た塗膜 は、 エ ポ キ シ系塗料 で あ る こ と が最 も 好 ま し い 。 即 ち 、 エ ポ キ シ 系塗料 は 、 金属基体 と の 密着性や 加工性 に 優れ て い る と 共 に 、 樹脂被覆蒂 と の剝離接着性 に も優れてい る か ら で あ り 、 更に開口用 タ ブを缶蓋に接着固定す る ための優 れ た接着ブ ラ イ マ-一と も な り 得る か ら であ る 。 ェポ キ シ茶塗料 と し て は、 エポ キ シ樹脂成分 と エポ キ シ樹脂 成分の硬化作用 を示す硬化剤樹脂成分、 例え ば フ エ ノ ールホルム ア ルデ ヒ ド 樹脂、 ァ ミ ノ 樹脂、 の少な く と も 1 種 と の組合せが好適で あ り 、 最も好適な も の は、 種 々 の フ ヱ ノ ール類 と ホ ル ム ア ルデ ヒ ド か ら誘導さ れ る レ ゾール型 フ エ ノ ール ー ア ルデ ヒ ド樹脂 と 、 ビス フ エ ノ ール型エポキ シ樹脂 と か ら成る フ エ ノ ール ー ェボ キ シ茶塗料であ り 、 特に フ ヱ ノ ール樹脂 と エポ キ シ樹 脂 と を 9 0 : 1 0 乃至 5 : 9 5 の重量比で含有す る塗 料であ る 。 こ の塗料は更 に加工性に も優れて お り 、 ス コ ア加工 に付 し た場合 に も 、 ス コ ア加工部の耐腐食性 が良好であ る と レ、 う 利点を有 し てい る 。 こ のタ イ プの 塗料は、 タ ブの固定 に 用い る ポ リ ア ミ ド系接着剤 に も 優れた密着性を有 し て い る 。
[0176] 塗膜の厚 み は 、 前述 し た 目 的 が達成 さ れ る 限 り 、 特 に 制限 は な い が、 一般的 に 言 っ て 、 Q . 2 乃至 3 0 m , 特 に 1 乃至 2 0 / m の範囲 に あ る の が望 ま し い o
[0177] 開封用ス コ ア 8 ほ、 ス コ ア部 に お け る残留厚みが、 素板厚の 1 .ノ 8 乃至 1 / 2 で且つ絶対的厚みが 0 . 2 乃 至 0.3 mm 、特 に Q .3 乃至 0.8 mmの範囲 と な る よ う な も の で あ る こ と が望 ま し い。 開 口 用 ス コ ア が形成 ざ れ た蓋 に 、 樹脂被覆带を設 け る に は、 前述 し た ブ ラ ス チ ゾル を塗布 し 、 塗布後の ブ ラ ス チ ゾル を ゲ ル化さ せ る 方法が採用 さ れ る 。 塗布 に は 、 蓋或い は ラ イ ニ ン グ ノ ズル を回転 さ せ な が ら 、 ブ ラ ス チ ゾル を ラ イ ニ ン グす る 手法が採用 さ れ る 。 ブ ラ ス チ ゾ ル の ゲ ルイ匕 ほ 、 1 6 0 乃至 2 8 0 で の温度 で 1 0 秒乃至 4 分間の加熱で行 う の が よ い 。 ラ イ ニ ン グ を 確実 に 行 う た め に は 、 塗布液 の 粘度 は 4 0 0 0 0 cps 以下 と す る の が望 ま し い。 樹脂被覆蒂の平均厚み は 巾方向 に 平均 し て 、 一般 に 0.005 乃至 Q .5 im 、特 に 0.01乃至 Q .3 (3nimと す る こ と が 望 ま し く 、 ま た保護効果の 点 で 、 ス コ ア 8 か ら 外方へ の突出寸法 は Q .005 乃至 3 mm、 特 に 0.01乃至 2 mmの範 囲 と す る こ と が望 ま し い。 塗膜 と 樹脂被覆帯 と の組合せ は、 前記式 (1) , (2) 及び (3) を満足す る べ き で あ り 、 一層好適 に は、 式 1 5 0 0 g / cni> A > 3 0 g / ci ― ( 1 ' ) T > 5 0 g / c m ··· ( 2 ' )
[0178] 2 1 0 0
[0179] T >― ( Α — C ) + (3 ' )
[0180] 3 3 を満足す る の が よ い。 開封用 タ ブ は、 缶蓋を構成す る 素材 と 同種或い は異 種の素材か ら形成さ れて いて も よ い。 例 え ばアル ミ 二 ゥ ム或い は ア ル ミ ニ ウ ム 合金の よ う な軽金属板か ら形 成さ れていて も ょ レヽ し、 ま た表面処理綱板か ら形成さ れてい て も よ い。 ま た、 十分な剛性を有す る も の であ れば、 ブ ラ ス チ ッ ク 材料か ら形成さ れ た も ので あ っ て も よい。
[0181] 開封用タ ブの固定を熱可塑性接着剤で行 う 場合、 ァ ミ ド 反復単位及びノ又はエス テル反復单位含有樹脂が 好ま し く 、 融点或い は軟化点が 5 0 乃至 3 0 0 で 、 特 に 8 0 乃至 2 7 0 で の範囲 に あ る ホ モ乃至コ ボ リ ア ミ ド 、 コ ポ リ エス テル或い は こ れ ら の 2 種以上の プ レ ン ド 物が使用 さ れ る。 '- 図面に示す具体例で は缶蓋への開封用 タ ブの固定は 接着で行っ てい る が、 従来の リ ベ ッ ト 打ち に よ る機械 的固定で行っ て も よ いの は当然で あ る 。
[0182] 尚、 缶蓋 -樹脂被覆蒂係合 と な る第二ス コ ア は、 樹 脂の充塡 と 両者の係合 と が可能 と な る よ う な該寸法を 有す る べ き で あ り 、 ス コ ア の開口部巾が 0.03mm以上好 ま し く は O . Q5mni以上、 よ り 好 ま し く は 0.07πιπι以上で あ り 、 且つ ス コ ア の テー バ 角度が 1 5 0 度以下、 特 に 1 3 5 度以下の範囲に あ る こ と が望 ま し い。 ま た、 係 合機構 と な る リ ム部乃至段差部の段差寸法は 0.10乃至 1. ΟΟαιιπ 、特 に 0.15乃至 Q .60 mmの範囲 に あ る こ と が望ま し く 、 水平面に対 し て なす角度は 2 0 乃至 9 0 度、 特 に 3 0 乃至 8 5 度で あ る こ と が望 ま し い。
[0183] 蓋の製造
[0184] 第一工程で得 ら れ る蓋の上面を示す第 5 図、 その側 断面を示す第 6 図及び要部の拡大断面を示す第 7 図 に に おいて、 こ の缶蓋 1 は、 第 7 図 に示す通 り 、 金属素 材 2 と そ の外面全面 に施さ れ た外面保護塗膜 3 a 及び そ の内面全面 に施さ れ た内面保護塗膜 3 b と か ら成る 断面構造を有 し て い る 。
[0185] こ の蓋 1 は、 外周 に周状の溝部 4 と 溝部 に環状 リ ム 部 ( チ ャ ッ ク ウ ォール部 ) 5 を介 し て連な る パ ネ ル部 6 と を備え て お り 、 構部 4 に は缶胴 フ ラ ン ジ (図示せ ず ) と の二重巻締 に際 し て 、 こ れ と 密封係合さ れ る シ ー リ ン グ コ ン ノぺ ゥ ン ド層 7 が設け ら れて い る 。 璟状 リ ム部 5 の内方 に は、 ス コ ア 8 で区画さ れ る 開口 さ れ る べ き 部分 9 があ る 。 こ の開口 用部分 9 は パ ネ ル部 6 の 大部分 と 実質上一致 し て いて も よ い し、 パ ネ ル部 6 の —部が開口 用部分で あ っ て も よ い。 ス コ ア 8 は、 第 3 図の拡大断面図 に示す通 り 、 金属素材 2 の厚み方向の 途中 に達す る よ う に設け ら れて レヽ る 。 ス コ ア 8 は開封 に 際 し て破断さ れる も のであ る が、 ス コ ア 8 の残留厚 みを薄 く す る ため に 、 開封用 ス コ ア 8 の内側及びノ又 は外側 に第二ス コ ア 1 0 を設け て レヽ て も よ い。
[0186] 図面 に示す具体例で は、 開口 用部分 9 を区画す る ス コ ア 8 よ り も 内側 に は第二ス コ ア 2 2 と 、 更に第ニス 3 3
[0187] コ ァ ょ り も 小間隔を お い て 内側 に リ ム 部乃至段差部 2 1 と が設け ら れてい る 。
[0188] 第 5 乃至 7 図に示す蓋への成形及びス コ ァ刻設は、 そ れ自体公知の缶蓋成形用 ブ レ ス装置を用い て行 う こ と がで き る 。 ま た、 シー リ ン グ コ ン パ ウ ン ド層 7 の形 成は、 シー リ ン グ コ ン ク ゥ ン ド の水性ラ テ ッ ク ス や溶 液を、 ラ イ ニ ン グノ ズルを介 し て回転下に あ る蓋.の溝 へ施 こ し 、 乾燥す る こ と に よ り 行われ る 。 こ の シー リ ン グ コ ン パ ウ ン ド の施用工程は、 第 1 工程 と 第 2 工程 と の間、 第 2 工程 と 第 3 工程と の間或い は第 3 工程後 等の任意の'段階で行い得る こ と が理解さ れる べ き で あ る 。
[0189] 第二工程で得 ら れる蓋の上面を示す第 8 図、 そ の側 断面を示す第 9 図及び要部の断面を示す第 1 0 図に お レ、 て、 缶蓋 1 の外面側に は、 ス コ ア 8 を跨 ぐ よ う に ェ ラ ス ト マーか ら成る ス コ ァ切断端籙保護用樹脂被覆体 1 7 が設け ら れてい る 。 こ の樹脂被覆体 1 2 はス コ ア 8 の全周 に わ た っ て設け ら れて お り 、 し か も第 1 0 図 に よ く 示さ れ る通 り 、 ス コ ア 8 よ り も 外側 に は比較的 小 さ い 巾 で、 且つス コ ア 8 よ り も 内側 に は、 第ニス コ ァ 2 2 及び リ ム部 2 1 を完全 に覆 う よ う に比較的広い 巾で設け ら れてい る。 ま た、 樹脂被覆体 1 7 は開封用 ス コ ア 8 の内部 に も充塡さ れる と 共に そ の両側辺に も 密着 し て お り 、 開封用ス コ ア 8 に対す る 防銪及び防食 用被覆 と し て の作用 を も兼ね て い る こ と が了解さ れよ う 。 こ れは第二ス コ ア 2 2 に関 し て も 同様で あ る 。
[0190] 第 8 乃至 1 0 図に示す保護用樹脂被覆体の塗布は、 前 に説萌 し た手段で行われる 。
[0191] 第三工程で得 ら れ る蓋の上面を示す第 1 図、 第 2 図 及 び第 3 — A 並び に 3 — B 図 に お い て 、 開封用 タ ブ 1 0 の押裂き 用先端 1 1 を、 蓋体のス コ ア 8 と その位 置が ほ ぼ一致す る よ う に 、 舌片状の支点部分 1 3 に お い て、 蓋体の開口用部分 9 と 、 熱可塑性樹脂接着剤層 1 6 を介 し て熱接着す る こ と に よ り 固定す る 。
[0192] 第 1 乃至 2 図 に 示す 蓋体 は 、 蓋体 1 と 開封用 タ ブ 1 0 の支点部分 1 3 と を、 両者の間 に,位置す る接着剤 層 1 6 が溶融状態に あ る条件下で押圧 し、 し か る後加 圧下 に接着剤層 1 6 を冷却固化さ せ る こ と に よ り 得 ら れ る 。 こ の工程で、 接着剤層 1 6 の加熱溶融は蓋体の 対応す る 部分を高周波誘導加熱す る こ と に よ り 極めて 短時間の内に行われ、 一方電源を カ ッ ト し た状態で押 圧を持続す る こ と に よ り 、 熱の伝熱放散 に よ り 、 接着 剤の冷却固化が比較的短時間の内 に生 じ る 。
[0193] (実施例)
[0194] 実施例 1 〜実施例 3
[0195] 板厚 0 . 2 0 αι ιηの通常の テ ィ ン フ リ 一ス チ ー ル ( T F S )板 の両面に エポ キ シー フ エ ノ ール系塗料を焼付後の厚さ が 5 m に な る様 に塗布 し、 2 1 0 で で 1 0 分間焼付 を行な っ た。 こ の塗装 TFS 板を ブ レ ス を用い て 2 1 1 径の蓋に成形 し、 次いでカール部 に常法に よ り シー リ ン グ コ ン パ ウ ン ド を塗布乾燥 し た。 次い で蓋の外面側 に ス コ ァ残厚ノ網板厚さ が 0.23と な る様 に開 口 用ス コ ァ を ま た こ のス コ ア と 同心で直径 5 4 miiiの円状 にス コ ァ の開口部巾 が 0, 10mmで ス コ ァ の テ一パ角度が 1 3 0 度の第二ス コ ア を形成 し た。
[0196] こ の様に し て得 ら れ た蓋材の両ス コ ァ部分 に ノ ズル ラ イ ニ ン グ装置を用い て、 回転ラ イ ニ ン グ法 に よ り 、 表 1 に示す実施例 1 乃至実施例 3 の塩化 ビニル ブ ラ ソ チ ゾルを塗布 し た後、 2 0 0 で で 2 分間加熱 し、 保護 樹脂:被覆带を設け た。 こ の よ う に し て得 ら れた樹脂被 覆带の厚みは 0.02mniで あ り 、 開口 ス コ ア か ら 外方への 突出寸法は l mmで あ り 、 開口 ス コ ア及び第ニス コ ア と も欠陥な く 樹脂で被覆さ れて い た。 次い で厚さ 0.35 mm の塗装 T F S 板か ら作成 し た開口 用 タ ブを、 ス コ ア か ら 接着支点 ま での距離が 6 mm且つ接着支点部 に お け る接 着剤層の巾が 5 mmに な る様に 、 ナ イ ロ ン 1 2 系の フ ィ ルム状接着剂を用い て 2 2 0 で で接着 し た。 最後 に蓋 内面側をエポ キ シー フ ヱ ノ ール茶塗料を ス ブ レ ー塗装 し、 1 9 0 t で 4 分間焼付け た。
[0197] こ の よ う に し て得 ら れた易開口性蓋を 2 1 1 径 フ ラ ン ジ缶胴 と 二重巻締 し た後に 内容物 と し て ド レ ツ シ ン グ ツ ナ を充塡 し、 フ ラ ッ ト 蓋を巻締後 1 1 6 t 9 0 分 の レ ト ル ト 処理を施 し た。 こ の レ ト ル ト 処理を施 し た 後の易開口性蓋の開口時の保護樹脂被覆の状態及び保 護樹脂被覆帯の汚染状態を評価 し た。 そ の結果を表 1 に示す。
[0198] 比較例 1 〜 2
[0199] 実施例 1 乃至実施例 3 と 同様な開口 ス コ ア及び第二 ス コ ァ を有す る 蓋材のス コ ァ部 に ノ ズル ラ イ ニ ン グ装 置を用いて、 回転ラ イ ニ ン グ法 に よ り 、 表 1 に示す比 較例 1 お よ び比較例 2 の塩化ビュルブ ラ ソ チゾルを塗 布 し た後、 2 0 0 で で 2 分間加熱 し、 保護樹脂被 ¾带 を形成 し た。 こ の樹脂被覆带は実施例 1 〜実施例 3 の そ れ ら と 同一の形状を有 し てい る 。
[0200] 実施例 1 乃至実施例 3 と 同様 に タ ブ接着、 蓋内面補 正を行ない比較例 1 お よ び '比較例 2 の易開口性蓋を作 成 し た。 最後 に実施例 1 乃至実施例 3 と 同様 こ れ ら の 易開口性蓋を用い て 、 2 1 1 径フ ラ ン ジ缶胴を二重巻 締 し た後に 内容物 と し て ド レ ッ シ ン グ ツ ナ を充填 し、 フ ラ ッ ト 蓋を巻締後 1 1 6 で 9 0 分の レ ト ル ト 処理を 施 し た。 こ の レ ト ル ト 処理を施 し た後の易開口性蓋の 開口時の保護樹脂被覆の状態及び保護樹脂被覆带の汚 染状態を評価 し た。 そ の結果を表 1 に示す。
[0201] こ の結果に よ る と 実施例 1 乃至実施例 3 の本発明の 易開口性蓋に おいて はエポ キ シ一フ ユ ノ ール系の有機 樹脂塗膜が蓋の外面側 に設け ら れ、 保護樹脂被覆が ァ ン カー用充塡剤を含有す る特定の塩化ビニル系樹脂の ブ ラ ス チ ゾルか ら形成さ れてい る 。 こ れ ら の易開口性 蓋で はいずれも レ ト ル ト 処理あ る い は種々 のノヽ ン ド リ ン グ に耐え る程度の界面での接着強度を有 し、 ま た樹 脂の凝集破壊力が こ の接着強度よ り 大で あ り 、 しか も こ の接着強度が指に よ る 開口力 に比 し て小 さ い。 さ ら に 本発明 の蓋で は こ の開 口力 に よ る 接着 の破壊 ( 釗 離) が開口 ス コ ア よ り 外側でのみ起 き 、 その他の部分 で は接着が維持さ れて お り 、 被覆帯が開口部側 に結合 さ れて い る特徴を有 し て い る。 す なわ ち 開口時 に は開 口切断端縁が樹脂被覆蒂で覆われてい る の で、 手のケ ガがな く 、 安全 に開口 で き る効果が与え ら れる 。 しか も樹脂被覆带を設け て も開口力 に影響を与え ないで低 い力で開口 で き る。 さ ら に ス コ ア部の防錡性に優れて い る易開口性蓋も提供さ れる。 - 更 に本実施例 1 乃至実施例 3 で は保護樹脂被覆蒂が 汚れの ない、 清浄な状態が常に維持さ れてい る こ と も 効果の一つ で あ る 。
[0202] 一方比較例 1 お よ び比較例 2 は ア ン カ ー用充塡剤の 量が本発明の範囲外の例であ る 。 比较例 1 で は ア ン カ 一用充塡剤の量が多いので、 塩ビ ブ ラ ス チゾルの粘度 が高 く 、 ノ ズル ラ イ ニ ン グ作業 に困難を生ず る と 同時 に 、 ゲ ル化後 も 樹脂被覆帯が脆 く 、 開 口 時の 力 に よ り 、 被覆带が部分的 に開口ス コ ア に沿 っ て破断 し、 開 口 切断端縁が露出 さ れ て い る の で 、 指を ケ ガす る 危険 は大 き い。 比較例 2 で は ア ン カ ー用充填剤が本発明 の 下限 を超 え て い る と き の例で あ る 。 こ の場合充填剤の ア ン カ ー効果が で き ず 、 レ ト ル ト 処理 に よ っ て 指 に よ る 開 口 力 を与 え る 前 に 、 す で に 樹脂被覆帯が蓋か ら 剝 離 し て い る 。 比較例 1 と 同様開 口切断端縁が露出 さ れ て い る の で、 指先を ケ ガす る 危険 は大 き い。 ま た こ の 例 で は樹脂被覆带 に ゴ ミ 、 汚れ等が付着 し 、 外観特性 が著 し く 劣 っ て い る 。
[0203] ビ ブ ラ ス チ ゾ ル の 組 成 評 価 結 果 ΐϋ化ヒ ル系御 nr 剤 ?ン力-用充棋剤 そ m U時の ½脂被^擀の状態 ^脂被 ^侑の汚染状態 乳化≤合坦ビ ATBC 5 0部 酸 化 亜 鉛 ^脂被 8ί带の剁 1¾が開ロスコアよ 汚れのなぃ«浄な被 带が得ら 実施例 1 ホモポリマー u ES0 7 0部 2 0部 り外側でのみ起き、 被後带が開口 れる。
[0204] 1 0 0部 部側に結合されて残っている。 乳化重合 ¾ビ ATBC 5 0部 重 質 ^ 酸 匕チタン
[0205] 実施例 2 ホモポリマー u ES0 7 0部 カルシウム 1 5部 间 上 问 上
[0206] 1 0 0部 6 0部 乳化重合埴ビ ATBC 5 0部 酸化マグネ
[0207] 実 3 ホモポリマー1 > £S0 7 0部 シ ゥ ム 冋 上 问 上
[0208] 1 0 0部 2 5部 乳化 S合 ifiビ ATBC 5 0部 酸 化 亜 鉛 抝脂被 ¾帯が脆く、 開口時の力に
[0209] 比義 1 ホモポ》 マー" ES0 7 0部 1 0 0部 より、 被 ¾裉が部分的に破断して 问 上
[0210] 1 0 0部 いる。 乳化重合坦ビ ATIiC 5 0部 重 質 炭 酸 匕チタン レトルト処理によつて抝脂被»带 ゴミ、 汚れ等力 帯に付着し、 比 2 ホモポリマー 1 > ES0 7 0部 カルシウム 1 5部 の剝離が全領域にわたりすでに発 外 isrn^'劣っている。
[0211] 1 0 0部 3部 生している。
[0212] 1) 平均 ffi合度 A'FBC : ァセチルクェン酸卜リブチル
[0213] 1500 t'SO :エポキシ化趣山
[0214] 実施例 4 及び実施例 5
[0215] 板厚 0.20mmの通常の テ ィ ン フ リ 一ス チール ( TFS)板 の 両面 に エ ポ キ シ - フ ヱ ノ ール系塗料を焼付後の厚さ が 5 μ m に な る 様 に塗布 し 、 2 1 0 : で 1 0 分間焼付 を行 な っ た 。 次い で タ ブ接着部 に な る 部分以外 に 開 口 法の表示を 白 ィ ン ク を 2 回塗装後 に あ い ィ ン ク で塗装 し 、 最後 に ア ル キ ッ ド · ァ ミ ノ 塗料か ら な る オーバー ブ リ ン ト ニ ス ( O P ニス ) を や は り タ ブ接着部 に な る 部分を さ け て施 し 、 1 5 で 1 0 分間焼付を行な つ た 。 こ の塗装、 印刷板を ブ レ ス を 用 い て 印刷面が外面 に な る よ う に 2 1 1 径の蓋 に 成形 し た。 次い で蓋の外 面側 に ス コ ァ 残厚 /綱板早 さ が 0.23と な る 様 に 開口 用 ス コ ア を形成 し た 。 こ の よ う に し て得 ら れ た蓋材の ス コ ア 部分 に ノ ズ ル ラ イ ニ ン グ装置を 用 い て 、 回転 ラ イ ユ ン グ法 に よ り 表 2 に 示す実施例 4 お よ び実施例 5 の 塩化 ビ ュル樹脂系ブ ラ ス チゾルを塗布 し た後、 2 0 0 で で 2 分間加熱 し 、 保護樹脂被覆蒂を設 け た。 こ の樹 脂被覆 は開 口 用 ス コ ア の そ の両側辺 に わ た っ て 跨 ぐ よ う に設 け ら れ て レヽ る 。 次い で厚さ 0.50fflmの塗装 ア ル ミ ニ ゥ ム板か ら 作製 し た開 口 用 タ ブを 、 ス コ ア か ら 接着 支点 ま で の 距離が 6 mm且つ接着支点部 に お け る 接着剤 層 の 巾 が 5 IQ1I1と な る 様 に 、 ナ イ ロ ン 1 2 系の フ ィ ル ム 状接着剤を 用 い て 2 2 0 で で接着 し た。 次い で蓋の 内 面 側 を エ ポ キ シ - フ ヱ ノ ー ル 系塗料 を ス プ レ ー塗装 し 、 1 9 0 t: で 4 分間焼付 け た 。 最後 に カ ー ル部 に 常法 に よ り シー リ ン グ コ ン パ ウ ン ド を塗布、 乾燥 し た。
[0216] こ の よ う に し て得 ら れた易開口性蓋を 2 1 1 径フ ラ ン ジ缶胴 と 二重巻締 し た後に 内容物 と し て ド レ 、ソ シ ン グ ツ ナ を充塡 し、 フ ラ ッ ト 蓋を巻締後 1 1 6 で 、 9 0 分の レ ト ル ト 処理を施 し た。 こ の レ ト ル ト 処理を施 し た後の実施例 4 お よ び実施例 5 の易開口性蓋の開口時 の保護樹脂被覆の状態及び保護樹脂被覆帯の汚染状態 を評価 し た。 その結果を表 2 に示す。
[0217] *発明の易開口性蓋に おいて は 0 P ニス が蓋の外面 側 に設け ら れ、 保護樹脂被覆が ア ン カ ー用充塡材お よ び ァ ミ ノ 樹脂を含有す る塩ィ匕ビニ ル系樹脂の特定の ブ ラ ス チゾルか ら形成さ れてい る 。 术癸明の ブ ラ ス チゾ ル は ア ン カ ー用充填剤お よ び ま た は ァ ミ ノ 樹脂を含有 す る ため、 実施例 1 乃至実施例 3 と 異な る塗膜面に設 けて も 、 剥離性接着が同様に形成 し得る 。 従っ て開口 時 に は開 口切断端縁が樹脂被覆蒂 で覆わ れて い る の で、 手の ケガが な く 、 安全に 開口 で き る効果が得 ら れ る 。 ま た ス コ ア部の防錡性 に優れ、 更 に保護樹脂被覆 蒂が汚れの ない、 清浄な状態で常に維持さ れている易 開口性蓋が提供さ れる 。 塩 ビ プ ラ ス チ ゾ ル の 組 成 ^ 価 結 果 坦化ビュル細 ¾ 可 塑 剤 アンカ一 そ 開口時の ¾脂被 «帯の状態 樹脂被《带の汚染状態 乳化重合^ビ ATBC 60部 黢 化 亜 鉛 ブチ ¾脂被 81帯の剁 ttが関ロスコアよ 汚れのない清浄な被覆带が得ら ホモポリマー1 > 10部 素樹脂 り外側でのみ起き, 被 が開口 れる.
[0218] 実施例 4 80SB 重 質 炭 酸 15部 部側に結合されて残っている,
[0219] 懇 ¾»重合 i ビ ES0 60部 カルシウム 匕チタン
[0220] ホモポリマー2 > 40部 15部
[0221] 20部 乳化重合也ビ 薦 60部 S H 拔 酸 プチ,
[0222] 実施例 5 ホモポリマー n カルシ ウム 素樹脂 ·> 问 上 问 上
[0223] 100部 ES0 60部 βο部 10部
[0224] 1) 平 ¾S合度 ATBC: ァセチルクェン酸トリブチル a)キシロールおよびブタノ一ル ί¾ 合溶被に
[0225] 1500 ES0 : エポキシィ bfcg油 溶顧赚(瞧分 60%)
[0226] 2) 平 合度
[0227] 1000
[0228] 実施例 6
[0229] 板厚 0.20nifflの通常のテ ィ ン フ リ 一ス チール ( TFS)板 の両面にエポ キ シ - フ ヱ ノ ール茶塗料を焼付後の厚さ が 5 μ m に な る 様 に 塗布 し 、 2 1 0 で で 1 0 分間焼 付 を 行 な っ た 。 こ の塗装 T F S 扳 を ブ レ ス を 用 い て 2 1 1 径の蓋に成形 し、. 次い でカ ール部 に常法に よ り シ ー リ ン グ コ ン パ ゥ ン ド を塗布乾燥 し た。 次い で蓋の 外面側 に ス コ ァ残厚/網板厚さ が Q · 23と な る様 に開口 用ス コ ア を形成 し た。 こ の よ う に して得 ら れた蓋材の ス コ ア部分 に ノ ズル ラ イ ニ ン グ装置を用いて、 回転 ラ イ ニ ン グ法に よ り 表 3 に示す実施例 6 の塩化ビニルブ ラ ス チ ゾ ルを塗布 し た後、 2 0 0 X: で 2 分間加熱 し、 保護樹脂被覆蒂を設けた。 こ の樹脂被覆は開口 用ス コ ァ の そ の両側辺 に わ た っ て 跨 ぐ よ う に 設 け ら れ て レヽ る 。 次いで厚さ Q .35 mmの塗装 T F S 板か ら作成 し た開 口 用 タ ブ を、 ス コ ア か ら 接着支点 ま で の距離が 6 min 且つ 接着支点部 に お け る 接着剤層 の 巾 が 5 m mと な る 様 に 、 ナ イ ロ ン 1 2 系の フ ィ ル ム 状接着剤を 用 い て 2 2 0 で で接着 し た。 最後に蓋内面側をエポ キ シ ー フ ヱ ノ ー ル系塗料をス プ レー塗装 し、 1 9 0 *C で 4 分間 焼付け た。
[0230] こ の よ う に し て得 ら れた易開口性蓋を 2 1 1 径フ ラ ン ジ缶胴 と 二重巻締 し た後 に内容物 と し て ド レ ッ シ ン グツ ナ を充填 し、 フ ラ ッ ト 蓋を巻締後 1 1 6 で 、 9 0 分の レ ト ル ト 処理を施 し た 。 こ の レ ト ル ト 処理を施 し た後の 易開 口 性蓋の開 口時の保護樹脂被覆の剝離状態 を評価 し た。 そ の結果を表 3 に
[0231] 比較例 3 〜 4
[0232] 実施例 6 と 同様 な開 口 ス コ ア を有す る 蓋材の ス コ ァ 部 に ノ ズ ル ラ イ ニ ン グ装置を 用 い て 、 回転 ラ イ ニ ン グ 法 に よ り 表 3 に示す比較例 3 お よ び比较例 4 の塩化 ビ ニル ブ ラ ス チゾルを塗布 し た後、 2 0 0 で で 2 分間加 熱 し 、 保護樹脂被 ¾带を形成 し た 。 こ れ ら の樹脂被覆 は開 口 用 ス コ ァ の そ の両側辺 に わ た っ て 跨 ぐ よ う に 設 け ら れ て い る 。 実施例 6 と 同様 に タ ブ接着、 蓋内面補 正 を.行 な い比較例 3 およ び比较例 4 の易開 口性蓋を作 成 し た 。 最後 に 実施例 6 と 同様 こ れ ら の易開 口性蓋を 用 い て 、 2 1 1 径 フ ラ ン ジ缶膶を二重巻締 し た後 に 内 容物 と し て ド レ ッ シ ン グ ツ ナ を充填 し 、 フ ラ ッ ト 蓋を 巻締後 1 1 6 t 、 9 0 分の レ ト ル ト ^理を施 し た 。 こ の レ ト ル ト 処理を施 し た易開 口 性蓋の開 口時の保護樹 脂 被 覆 の 剝離状態 を 評価 し た 。 そ の 結果 を 表 3 に 示 す 。
[0233] こ の結果 に よ る と 実施例 6 の木発明の易開 口性蓋 に お い て は エポ キ シ - フ ノ ール茶の有機樹脂塗膜が蓋 の外面側 に 設 け ら れ、 保護樹脂被覆が粘着賦与剤を含 有す る 特定の塩化 ビュル系樹脂の ブ ラ ス チ ゾルか ら 形 成 さ れ て い る 。 こ の易開 口 性蓋で は レ ト ル ト ^理あ る い は種々 のハ ン ド リ ン グ に耐 え る程度の界面での接着 強度を有 し、 ま た樹脂の凝集破壊力が こ の接着強度よ り 大であ り 、 しか も こ の接着強度が指 に よ る開口力 に 比 し て小 さ い。 さ ら に本発明の蓋で は こ の開口力 に よ る接着の破壊 (剝離) が開口 ス コ ア よ り 外側でのみ起 き 、 そ の他の部分で ほ接着が維持さ れて お り 、 被覆帯 が開口部側に結合さ れてい る特徴を有 し て い る 。 す な わ ち 開口時 に は開口切断端緑が樹脂被覆帯で覆われて い る の で、 手の ケガがな く 、 安全に開口 で き る 効果が 与え ら れ る 。 ま たス コ ア部の防錡性 に優れて い る 易開 口性蓋も提供さ れ る 。 · — 比較例 3 お よ び比較例 4 は粘着賦与剤の量が本発明 の範囲外の例で あ る 。 比較例 3 で は粘着賦与剤の量が 少ないの で レ ト ル ト 処理に よ っ て指に よ る 開口力を与 え な く て も 、 す で に樹脂被覆帯が蓋か ら剝離 し てい る 例で あ り 、 こ の場合開口切断端緑が露出 さ れて い る の で、 手を ケガす る危険は大 き い。 比較例 4 は逆 に粘着 賦与剤の量が本発明の上限を超え てい る と き の例で あ る 。 こ の場合ブ ラ ス チゾルのゲル化が不充分で あ り 樹 脂被覆带の凝集破壊力が不充分で あ る 。 従っ て開口時 に は樹脂被覆帯の蓋 と の接着強度が こ の凝 ·集破壊力を ま さ り 、 樹脂被覆带が剝離せず に切断する 。 こ の際に は缶蓋の切断端緑と 面一に樹脂被覆があ る の で、 切断 端縁 と 指 と の 直接的接触 を 防止す る に は不十分 で あ り 、 保護効果が未だ十分で は ない
[0234] プ ラ ス チ ゾ ル の 組 成
[0235] 開 口 時の tfi脂被 帯の状態 ffi化ビュル細 g 可 塑 剤 粘 着 賦 与 剤 乳化 H合 ½ヒ ATBC 6 0部 水 ロジンのペンタエ «脂被 «帯の 雠が開口スコアより外側でのみ起き、 実施例 6 ホモポリマー1 > ESO 6 0部 リスリ 1 ""一ル*エステル 被膽 ロ麵に結合されて残っている,
[0236] 1 0 0部 7 0部 乳化 ώ合 ίϋビ ATBC 40部 ロジンのペンタエ レトルト処 fflによつて 脂 ¾ί (覆带の にわた 比蛟例 3 ホモポリマ一1) ESO 2 0部 リスリ 1 ^一ル ·エステル りすでに発生している。
[0237] 1 0 0部 5部 乳化遠合 i ビ ATBC 80部 重 合 ロ ジ ン 棚 か湖ロスコァより外側 ®g盼で it雠されず、 比蛟例 4 ホモポリマ一1) ESO 8 0部 1 1 0部 切断する。
[0238] 1 0 0部
[0239] 1) 平 杏度 ATBC : ァセチルクェン酸トリブチル
[0240] 1500 ES0 :エポキシ化^ H油
[0241] 2) 平驢
[0242] 1000
[0243] 実施例 7 , 8 お よ び比铰例 5 〜 7 の説明 に先立ち、 以下 に樹脂被覆带の物性'評価方法 と 開口性の評価方法 に つ い て簡单に述べ る 。
[0244] [開口性の評価 ]
[0245] 試験蓋 を 2 1 1 茶 フ ラ ン ジ缶胴 と 二重巻締め し た 後、 内容物と し て ド レ ッ シ ン グ ツ ナ を充填 し、 フ ラ ト 蓋を巻締め後 1 1 6 で 9 0 分の レ ト ル ト 処理を施 し た場合 に つい て、 評価を実施 し た。
[0246] 評価は次の項 目 に つい て実施 し た。
[0247] ( a ) 開口力 (比较例 5 の蓋を基準 に し た蓋の開けやす さ )
[0248] l b ) 開口時の安全性 (開口時の手の ケガ )
[0249] ( c ) ス コ ア部の耐食性 ( 目 視 に よ る ス コ ア部の発鍩観 察)
[0250] 評点 は〇 X 厶で示 し た。
[0251] [樹脂被覆帯の物性評価 ]
[0252] 開口性の評価を行っ た同一の ロ ッ ト の開口前の缶蓋 に っ き 、 物性評価を実施 し た。
[0253] 1 . 接着強度
[0254] 缶蓋上に塗布、 形成さ れ た所定巾 の樹脂被覆带又 は補強膜で裏打ち し た樹脂被覆茶の一端を.塗装板か ら 釗離 し、 こ の一端 と 塗装板 と の間で 1 8 0 t ピー ル の 引張 り 試験を行 っ た。 引張 り 試験に は イ ン ス ト ロ ン 型引 張 り 試験機 を 用 い 、 引張 り 速度 1 0 0 0 mm/ min 、 室温下で測定を行っ た。 各試料に つ き 5 回の測定を行い、 こ れ ら の算術平均値を l cm巾 に換 算 し て接着 ( g ノ cm) と し た。
[0255] 2 . 強さ
[0256] 缶蓋上に塗布、 形成さ れた所定巾の樹脂被覆帯を 剝離 し、 こ れを引張 り 速度 2 0 0 mfli/ min 、 室温下 で試験 し た。 各試料に つ き 5 回の測定を行い、 こ れ ら の算術平均値を 1 cm巾 に換算 し て接着 ( s ノ cm) と し た。
[0257] 実施例 7
[0258] 板厚 0.20mniの通常の テ ィ ン フ リ ース チ一ル ( TFS)板 の両面に エポキ シ一 フ ュ ノ ール系塗料を焼付後の厚さ が 5 μ m に な る様 に塗布 し、 2 1 0 t: で 1 0 分間焼付 を行 っ た。 こ の塗装 T F S 板を ブ レ ス を用レヽ て 2 1 1 径の蓋に成形 し、 次いでカール部 に常法 に よ り シー リ ン グ コ ン バ ウ ン ド を塗布乾燥 し た。 次い で蓋の外面側 に 直径 5 8 mmの円状に、 ス コ ア残厚/綱板厚さ が 0.23 の と な る様に開封用ス コ ア を、 ま た こ のス コ ア と 同心 で直径 5 4 πιπιの円状 にス コ ア開口部巾が 1.0 mmでス コ ァ の テ ーパ ー角度が 1 3 0 度の第二ス コ ア を形成 し た。 こ の様に し て得 ら れ た蓋材のス コ ア部分 に ノ ズル ラ イ ニ ン グ装置を用いて回転ラ イ ニ ン グ法 に よ り 塩 ビ ブ ラ ス チゾル コ ン ノ、' ゥ ン ド を塗布 し た後、 2 0 0 t: で 2 分間加熱 し た。 こ の よ.う に得 ら れた樹脂被覆带の厚 み は 0 . 0 2 m inで あ り 、 開封用 ス コ ア か ら 外方への突出寸 法 は 1 m mで あ り 、 開封用 ス コ ア 及び第ニス コ ア と も 欠 陥 な く 樹脂で被覆 さ れ て い た。 最後 に 厚 さ 0 . 3 5 m niの塗 装 T F S 板か ら作成 し た タ ブ を ス コ ア か ら 接着支点 ま で の距離が 6 m m且つ接着支点部 に お け る 接着剤層の 巾 が 5 in raに な る 様 に 、 ナ イ ロ ン 1 2 系の フ ィ ルム 接着 剤を 用 い て 2 2 0 t で接着 し た。 次 に 蓋内面側を ェポ キ シ ー フ エ ノ ール系塗料をス プ レ ー塗装 し 、 1 9 0 で で 4 分間焼付 け た。 こ の よ う に し て得 た易開封性缶蓋 を 用 い て開 口性、 樹脂被覆带の物性を評価 し た。
[0259] そ れ ら の結果を表 4 に 示す。
[0260] 表 4
[0261] 樹脂被?!带の物性 開 口 性
[0262] 接着強度 (g/cra) 強 さ (g/cm) 開口力 安全性 スコ ア部耐食性 実施例 7 1 0 0 0 4 0 0 〇 〇 〇 比較例 5 ― ― 一 X X
[0263] 比較例 6 2 1 0 0 6 0 X 〇 比較例 7 1 3 0 0 1 0 0 〇 X 〇 比較例 β 7 7 0 〇 X △ 比蛟例 9 7 0 0 1 0 O X 〇
[0264] 比較例 5
[0265] 施例 7 と 同様な開封ス コ ア及び第二ス コ ア を有す る 蓋材 に樹脂被覆帶を設けず、 開封用 タ ブを実施例 7 と 同様 に設け た比較例 5 の易開封性缶蓋を作成 し、 開 口性を評価 し た。
[0266] 比較例 6 〜 9
[0267] 塩ビブ ラ ス チ ゾル系の樹脂被覆带の接着強度、 強さ が異な る だ け で他ほ実施例 7 と 同様 に塗装、 蓋成形、 ス コ ア加工、 樹脂被覆带の ラ イ ニ ン グ、 タ ブ成形、 タ ブ接着内面補正を し た比較例 6 〜 9 の易開封性缶蓋を 作成 し た。 こ れ ら の蓋を用い た開口性、 樹脂被覆带の 物性の評価結果を表 4 に示す。
[0268] こ の結果に よ る と 、 缶蓋の開封用ス コ ア の内側 に第 ニス コ ア を設け、 樹脂被覆蒂が第二ス コ ア を充塡す る よ う に設けて お り 、 樹脂带の径外方向への移動が阻止 さ れて お り 、 更に樹脂被覆帯の物性が特定の範囲内で あ る実施例 4 の場合のみ、 開口 に あ た り 、 手の ケガが な く 安全に し か も樹脂被覆蒂を設け て も開口力 に影響 を 与 え な い で低い 力 で 開 口 す る 効果が得 ら れ る 。 ま た、 両ス コ ア部が完全 に樹脂被覆で覆わ れ て い る の で 耐食性に優れて い る容器も提供さ れる特徴も有す る 。
[0269] 比較例 5 は樹脂被覆帶を設け ない易開封性缶蓋の場 合で あ る 。 こ の蓋で は開口時に開口切靳端縁が露出す る こ と に よ り 、 指先の ケガの危険があ る 。 ま たス コ ア 部 は加工に よ り 地鉄が出て い る た め、 レ ト ル ト 処理に よ り 同部の発錡があ る 。
[0270] 比較例 6 〜 9 は樹脂被覆蒂が所定の好適な形状で設 け ら れて い て も 、 樹脂被覆蒂の物性が不適の場合の例 で あ る 。
[0271] 比較例 6 は接着強度が 2 0 0 0 S ノ c mを越え、 被覆 蒂の剝離が全面にわ た っ て困難に な り 、 蓋の開口力へ の 影響が大 き く な り 、 開 口不能 と な る 場合 で あ る 。 (明細書中式 (1 ) が不成立の場合)
[0272] 比較例 7 は開口 に際 し、 被覆带が缶蓋周辺部か ら剝 離さ れる こ と な く 、 破断 し、 切断端縁保護が十分行わ れ な い場合で あ る 。 ( 明細書中式 ( 3 ) が不成立の場 合) '
[0273] 比较例 8 ほ接着強度が 1 0 g ノ c m以下の場合、 被覆 帯の蓋への固定が困難 と な り 、 レ ト ル ト 後被覆带の剝 離が生 じ た も の で あ る 。 (明細書中式 ( 1 ) が不成立の 場合)
[0274] 比較例 9 は被覆蒂の強さ が 2 0 S ノ c m以下に な る と 開口時に被覆带が切断 し て し ま い、 開口部の切断端縁 を十分に保護で き ない場合であ る 。 ( 明細書中式 (2 ) が不成立の場合)
[0275] 本発明 に よ れば樹脂被覆帯の物性が式 (1 ) 〜 (3 ) を 同時に満足す る も のを用い る こ と に よ っ て、 樹脂被覆 帯の破断を防止 しつつ、 開口すべ き 部分への被覆帯の 固定 と 缶蓋周辺部か ら の被覆带の剥離を確実 に 行い得 る 。
[0276] 実施例 8
[0277] 扳厚 0.20mmの通常の テ ィ ン フ リ ース チール ( TFS)板 の両面 に エ ポ キ シ - フ エ ノ ール某塗料 を焼付後の厚さ が 5 m に な る 様 に 塗布 し 、 2 1 0 t で 1 0 分間焼付 を行 っ た 。 こ の塗装 T F S 板を ブ レ ス を 用い て 2 1 1 径用 の蓋 に成形 し 、 次い で カ ール部 に 常法 に よ り シー リ ン グ コ ン パ ウ ン ド を塗布乾燥 し た 。 次'い で開封ス コ ァ が加工 さ れ る べ き 部 よ り 内側 に 蓋の 中央か ら 直径 5 3 mmの 円周状 に 高 さ 0.35で水平面 に 対 し て な す角度が 0 ' の段差部 を形成 し た。 次い で蓋の外面側 に こ の段 差 と 同心で直径 5 8 ramの 円状に 、 ス コ ア残厚 /綱板厚 さ が 0.23mniと な る 様 に 開封用 ス コ ァ を形成 し た 。 こ の 様 に し て得 ら れ た蓋材の ス コ ア 部分及び段差部 に ノ ズ ル ラ イ ニ ン グ装置を 用 い て 回転 ラ イ ニ ン グ法 に よ り 塩 ビ ブ ラ ス チゾル コ ン パ ゥ ン ド を塗布 し た後、 2 0 0 で で 2 分間加熱 し た 。 こ の よ う に 得 ら れ た樹脂被覆带の 厚み は 0.03 mmで あ り 、 開封用 ス コ ア か ら 外方への突出 寸法は 2 mmで あ り 、 開封用 ス コ ア か ら 段差部 ま で樹脂 被覆が均等 に な さ れて い た 。 最後 に 実施例 7 と 同様 に 塗装 T F S タ ブ 、 ナ イ ロ ン :! 2 系 の フ ィ ル ム 状接着剤 を 用 い て 2 2 0 で で 接着 し 、 タ ブ を 蓋 に 接着 固定 し た。 さ ら に 内面補正を行い 、 得 た易開封性缶蓋を 用 い て 実施例 7 と 同様の評価 を行 っ た 。 結果を表 5 に 示 す。 表 5
[0278]
[0279] こ の結果に よ る と 、 缶蓋の開封用ス コ ア の内側 に所 定の形状を有す る 段差部を設け、 樹脂被覆が こ の段差 部を覆っ て お り 、 樹脂被覆帯の物性が特定の範囲で あ る本実施例の場合に は、 開口 に あ た り 、 手の ケガが な く 安全 に しか も低い力で行 う こ と が可能であ っ た。 ま た ス コ ァ部が完全に樹脂被覆で覆わ れてい る ので耐食 性 に優れてい る容器が得 ら れ た。
[0280] 実施例 9 〜 1 2 , 比較例 1 0 〜 1 3 の説明 に 先立 ち 、 以下に評価方法 に つい て簡单に述べる 。
[0281] 1 . 有機樹脂被覆带の状態
[0282] 1 - 1 ス コ ア上の被覆度 有機樹脂を蓋外面ス コ ア周辺上 に塗布す る こ と に よ り 有機樹脂被覆带を得た後、 全ス コ ア長を完 全に被覆 し て い る も のを評点 3 、 被覆さ れて い な い ス コ ア 長 の 全ス コ ア 長 に 対す る 割合が 9 9 〜 9 5 %の も の を評点 2 、 こ の割合が 9 5 %未満の も の を評点 1 と 評価 し た。
[0283] 2 被 ¾帯の均一性
[0284] 1-1 で得た有機樹脂被覆帯の巾 を全長 に 亘 り 測 定 し、 (被覆帯の最小巾 ) ÷ (被覆蒂の最大巾 ) が 1 〜 0.70の範囲を評点 3 、 0.6 〜 0.50の範囲を 評点 2 、 0.50未満の範囲を評点 1 と 評価 し た。 実缶でのス コ ア部の発銪状態
[0285] -1 加熱殺菌直後
[0286] 有機樹脂被覆带を設け た蓋を常法に よ り カ ツ 才 味付を充填 し た ツ ナ 3 号缶の缶胴 に巻締 し 1 1 6 で で 9 0 分間加熟殺菌後、 蓋外面ス コ ア上の発銪 状態を実体顕微鏡で観察 し、 ス コ ア部 に発銪が錡 が無い も の を評点 3 、 発銪 し て レヽ る ス コ ア長に対 す る割合が 9 9 〜 9 5 %の も の を評点 2 、 こ の割 合が 9 5 %未満の も の を評点 1 と 評価 し た。
[0287] -2
[0288] 2-1 で得た加熱殺菌処理を し た実缶を室温で 年間貯蔵後、 2-1 と 同様 に し て評価を行っ た。 δ 2
[0289] 3 . 安全性
[0290] 有機樹脂被覆蒂を設け た蓋を開口 し、 開口片の 切断端面上の有機樹脂 Φを肉眼観察 し、 切断端面 上を有機樹脂茶が完全に被覆 し て い る も の を評点 3 、 被覆さ れてい ない切断端面部の長さ の全切断 端面長に対す る割合が 9 9 〜 9 5 %の も の を評点 2 、 こ の割合が 9 5 %未満の も の を評点 1 と 評価 し た。
[0291] 実施例 9
[0292] 金属ク ロ ム量が 1 0 0 mgZ m2、 非鉄金属ク ロ ム層中 の ク ロ ム量が 1 5 ingZ m2であ る市販の電解ク ロ ム酸処 理鐧板 (厚み 0.20mm) の両面 に エポ キ シ ー フ ヱ ノ ール 系塗料を乾燥後の厚 さ が 5 /z m に な る 様 に塗布 し 、 2 1 で 1 0 分間焼付を行な っ た。 こ の塗装電解ク ロ ム酸処理綱板を ブ レ ス を用い て 2 1 1 径用の蓋成形 を行ない、 次い でカール部 に常法に よ り シー リ ン グ コ ン パ ウ ン ド を塗布乾燥 し た。 次に蓋の外面側に直径 5 8 mmの円状に ス コ ア残厚 4 5 /z m に な る様 に ス コ ア加 ェを行な つ た。
[0293] こ の 様 に し て得 た蓋、 外面ス コ ア 部分の周辺 に.、 ノ ズ ル ラ イ ニ ン グ装置を 用 い 、 蓋の 回転速度 8 0 0 RPM 、 ノ ズ ル先端 と 蓋 と の距離約 l mmの条件で、 塩 ビ . ブ ラ ス チゾル コ ン ノ ゥ ン ド (粘度 2 0 0 0 c p s ) を 6 0 nig/蓋に厚みで塗布 し た後、 1 5 0 で で 2 分間 加熟 し た。
[0294] こ の様 に し て得 た蓋 に 、 両面 に エポ キ シ ー フ ヱ ノ 一 ル茶ブ ラ イ マ ー を塗装 し た ア ル ミ ニ ウ ム 合金製タ ブを ナ イ ロ ン 系接着剤 を 用 い て 2 2 0 t で接着 し た 。 こ の 蓋の 内面側 に エ ポ キ シ - フ ユ ノ ール系塗料を乾燥後の 厚みが 6 O mgノ蓋 に な る様 に ス プ レ ー塗装 し 、 2 0 0 で で 4 分加熱焼付を行 な っ た 。
[0295] こ う し て 得 た易開 口性缶蓋 に つ い て 、 有機樹脂被覆 带の状態評価、 実缶で の ス コ ア 部の発銪状態評価、 安 全性評価を行 な っ た 。 そ の結果を表 6 に示す。
[0296] 実施例 1 0 , 1 1 , 1 2
[0297] 実施例 1 0 , 1 1 及び 1 2 は 、 塩ビ · ブ ラ ス チ ゾル コ ン パ ゥ ン ド の厚み を そ れ ぞれ 1 0 0 mgZ蓋、 1 4 0 mg/蓋、 2 0 0 mg/蓋 に 変更す る 以外 は実施例 9 と 同 様 に し て易開 口 性缶蓋を製造 し 、 実施例 9 と 同様 に し て 、 各評価 を行 な っ た 。 結果を表 6 に示す。
[0298] 比較例 1 0
[0299] 実施例 9 と 同様 に し て ス コ ア 加工を行 な っ た後、 常 法 に よ り リ ベ ッ ト で ア ル ミ ニ ウ ム 合金製タ ブ を蓋 に 接 合 し た 。
[0300] こ の様 に し て得 た蓋 に ノ ズル先端 と 蓋 と の距離を約 3 mmに 変更す る 以外 は実施例 9 と 同様 に し て 塩 ビ · ブ ラ ス チゾル コ ン パ ウ ン ド を塗布、 乾燥及びエ ポ キ シ一 フ ユ ノ ール系塗料を ス プ レ ー塗装、 ,焼付 け し た後、 各 評価を行な っ た。 結果を表 6 に示す。
[0301] - 1
[0302] 5 比較例 1 1 , 1 2 及び 1 3
[0303] 比較例 1 1 . 1 2 及び 1 3 は、 塩ビ ♦ ブ ラ ス チ ゾル コ ン ノ ゥ ン ド の厚みを それぞれ 1 0 O ingZ蓋、 1 4 0 m /蓋、 2 0 0 nig/蓋に変更す る以外は比較例 9 と 同 様 に し て各評価を行な っ た。 結果を表 6 に示す。
[0304] 実施例 9 〜 1 2 、 比較例 1 0 〜 1 3 よ り 、 ス コ ア部 周辺に有機樹脂被覆蒂を設け た後、 タ ブを接合す る方 法は、 タ ブを接合後に有機樹脂被覆蒂を設け る方法に
[0305] 10 比べ、 有機樹脂被覆蒂の状態、 ス コ ア部の発銪状態、 開口時の安全性全て に優れた易開口性蓋が得 ら れる ば か り で な く 、 高速生産性に も優れて い る こ と が判 る 。
[0306] 20 表 6 有機 脂被 有機樹脂 战 脂塗布時 有 機 抝 脂 被 ¾ 带 の 状 態 実 teでのスコア部の^ jl状態
[0307] の塗; rti Μ の羞の回 te速度 安全性 儎 考
[0308] «( 带 材 料 (wg 堇) (RPM) スコア上の被 ¾ [度 被 ¾!帯の均 加熱殺菌直後 1年賺蔵後 9 ブラスチゾル 60 800 3 3 3 3 3 ブラスチゾル塗^後にタブを接合
[0309] » 10 » 100 1) 3 3 3 3 3 II
[0310] II 11 II 140 II 3 3 3 3 3
[0311] I) 12 II 200 II 3 3 3 3 3 II
[0312] )1 60 II 1 1 1 1 1 タブを接合後にブラスチゾルを塗布
[0313] II 11 1) 100 1 1 1 1 1
[0314] It 12 I) 140 II 1 1 1 1 1 II
[0315] It 13 1) 200 2 1 1 1 1 1)
权利要求:
Claims

請 求 の 範 囲
(1) 開口部を区画す る開口 用'ス コ ア、 開口部 に設け ら れた開口用 タ ブ及び開口用ス コ ァ をそ の両側辺に わ た っ て跨 ぐ よ う に設け ら れた保護樹脂被覆蒂を備え た 易開口性蓋 に お い て 、
蓋の外表面 に は有機樹脂塗膜が設け ら れ、 該保護樹 脂被覆带は ア ン カ ー用充塡剤、 粘着賦与剤及びァ ミ ノ 樹脂か ら成る群よ り 選ばれた少な く と も 1 種の添加剤 を含有す る塩化ビニル茶樹脂の ブ ラ ス チゾルか ら形成 さ れ且つ有機樹脂塗膜 と 保護樹脂被覆蒂と は剝離性接 着さ れて い る こ と を特徴 と す る易開口性蓋。
(2) 有機樹脂塗膜の内、 少な く と も.'保護樹脂被膜帯 を設け る部分は塩化ビニル系樹脂 に対 し て非接着性で あ る請求の範囲 (1) 記載の易開口性蓋。
(3) ア ン カ ー用充塡剤が周期律表第 II 族金属の酸化 物、 水酸化物又は炭酸塩で あ る請求の範囲 (1) 記載の 易開口性蓋。
(4) ア ン カ ー用充塡剤が重質炭酸カ ル シ ウ ム 、 酸化 亜铅、 酸化マ グ ネ シ ウ ム或い は そ れ ら の 2 種以上の組 合せか ら成る請求の範囲 (1) 記載の易開口性蓋。
(5) ブ ラ ス チ ゾ ル が塩化ビ ニ ル系樹脂 1 0 0 重量部 当 り 3 5 乃至 2 0 0 重量部の可塑剤及び 1 乃至 9 0 重 量部の ア ン カ ー用充填剤を含有す る組成物か ら成る請 求の範囲 (1) '記載の易開口性蓋。 (6) ブ ラ ス チ ゾルが塩化ビニル系樹脂 1 0 0 重量部 当 り 3 5 乃至 2 0 0 重 部の可塑剤及び 5 乃至 1 5 0 重量部の粘着賦与剤を含有 1 る 組成物か ら成る請求の 範囲 (1) 記載の易開口性蓋。
(7) 有機樹脂塗料がエ ポ キ シ系塗料で あ る 請求の範 囲 (1) 記載の易開口性蓋。
(8) 開口 用タ ブが ア ミ ド 系反復単位及びノ又ほエス テ ル系反復单位か ら成る熱可塑性接着剤を介 し て蓋 に 接着固定 さ れ て い る 請求 の範囲 (1) 記載の易開 口 性 '蓋。
(9) 保護樹脂被覆带が開口畤に開口部側 に結合さ れ て残る よ う に蓋 に接着 さ れて い る請求の範囲 (1) 記載 の易開口性蓋。
(10) 開口部を区画す る 開口 用ス コ ア 、 開口部 に設 け ら れた開口 用 タ ブ及び開口 用ス コ ア を そ の両側辺に わ た つ て跨 ぐ よ う に設け ら れた保護樹脂被覆带を備え た易開口性.蓋に お い て、
蓋のス コ ァ加工面に は全体 に有機樹脂塗膜が設け ら れ、 少な く と も保護樹脂被覆茶を設け る 部分の有機樹 脂塗膜は塩化ビニル茶樹脂 に対 し て非接着性で あ り 、 該保護樹脂被覆带は ア ン カ ー用充塡剤及び Z又は ア ミ ノ 樹脂を含有す る塩化ビニ ル系樹脂の ブ ラ ス チ ゾルか ら 形成さ れ且つ有機樹脂塗膜 と 保護樹脂被覆带 と は剝 離性接着さ れて い る こ と を特徴 と す る 易開口性蓋。 58
ブ ラ ス チゾルが塩化ビニル茶樹脂 1 0 0 重量 部当 り 3 5 乃至 2 0 0 重量部の可塑剤、 1 乃至 9 0 重 量部の ア ン カ ー用充塡剤及び 1 乃至 3 0 重量部の ア ミ ノ 樹脂を含有す る組成物か ら成る請求の範囲 (10)記載 の易開口性蓋。
(12) 缶蓋の開封用ス コ ァ の内側 に は樹脂被覆蒂の' 径外方向への移動を阻止す る ための缶蓋 -樹脂被覆蒂 係合機構が設け ら れてい る こ と を特徴 と す る請求の範 囲 (1Q)記載の易開口性蓋。
(13) 缶蓋 -樹脂被覆带係合機構が缶蓋の開封用ス コ アの内側 に設け ら れた第二ス コ ア か ら成 り 、 樹脂被 覆蒂が該第ニス コ ァ内 に充塡さ れる よ う に設け ら れて い る請求の範囲 (12)記載の易開封性缶蓋。
(14) 缶蓋 -樹脂被覆蒂係合機構が缶蓋の開封用ス コ アの内側 に設け ら れた リ ム部乃至段差部か ら成 り 、 樹脂被覆が該 リ ム部乃至段差部を覆 う よ う に設け ら れ てい る請求の範囲 (12)記載の易開封性缶蓋。
(15) 樹脂被覆蒂がス コ ァ上部か ら缶蓋周辺部 に か けて は比較的小 さ い 巾で設け ら れ、 ス コ ア上部か ら 開 口 すべ き 部分 に か けて は前記係合機構に達す る よ う に 比較的広い巾 で設け ら れてい る請求の範囲 (12)記載の 易開封性缶蓋。
(16) 缶蓋に設け ら れた開口 すべ き部分を区画す る 開封用ス コ ア と 、 開口すべ き 部分 に設け ら れた開封用 δ 9
タ ブ と 、 開口すべ き 部分 と 缶蓋周辺部 と の間 に ス コ ア 上部 に ま た が る よ う に設け ら れた切断端縁保護用樹脂 被膜带 と か ら成る 易開封性缶蓋 に おい て、
缶蓋の開口 すべ き 部分も缶蓋周辺部 も 同一の外面塗 膜を有 し、 缶蓋の開封用ス コ ア の内側 に は樹脂被覆带 の径外方向への移動を阻止す る ための缶蓋 一 樹脂被覆 帶係合機構が設け ら れ、 樹脂被 S带は、 下記式
2 0 0 0 g / cm> A > 1 0 s / cm T > 2 0 g / ci 2
T >— ( A — C )
3 式 中 、 A は 樹脂被覆带 と 蓋 と の单位 巾 ( cm ) 当 の 接着強度 で あ り 、 T は樹脂被覆帶の单位巾 ( cm) 当 り の強さ で あ り 、 C は定数 ( 9 0 0 ) で あ る 。
を満足す る樹脂被覆带で あ り 、 開封 に際 し、 開封用ス
3 ァ ょ り 外側の樹脂被覆蒂 と 缶蓋周辺部 と の間で釗離 を生 じ、 開口部切断端緣が樹脂被覆带で覆われ た状態 で開封が行わ れ る よ う に し た易開封性缶蓋。
(17) 蓋用素材を蓋に成形 し且つ該蓋 に 開口 すべ き 部分を区画す る 少な く と も一条のス コ ア を刻設す るェ 程 と 、
開封用 タ ブの固定 に先立 っ て、 該ス コ ア を完全に被 覆 し且つ ス コ ア を跨 ぐ よ う に 、 ス コ ア防銪用 を も兼ね る ス コ ァ切断端縁保護用樹脂の被覆を施 こ す工程 と 、 被覆さ れた ス コ ァ乃至そ の近傍上 に押裂用先端が位 置す る よ う に開封用タ ブを開口 すべ き部分に接着固定 す る工程 と か ら成る こ と を特徴 と す る易開口性蓋の製 造方法。
( 1 8 ) ス コ ァ切断端縁保護用樹脂の被覆が ア ン カ ー 用充項剤、 粘着賦与剤及びア ミ ノ 樹脂か ら成る群よ り 選ばれ た少な く と も 1 ¾の添加剤を舍有す る塩化ビニ ル 系樹脂の ブ ラ ス チ ゾ ル か ら 形成 さ れ る 請求の範囲 ( 1 7 )記載の方法。
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同族专利:
公开号 | 公开日
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1987-12-17| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): AU DK KR US |
1987-12-17| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): DE FR GB NL SE |
1988-02-15| WWE| Wipo information: entry into national phase|Ref document number: 1987903915 Country of ref document: EP |
1988-06-01| WWP| Wipo information: published in national office|Ref document number: 1987903915 Country of ref document: EP |
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优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
JP61/136310||1986-06-13||
JP61/136311||1986-06-13||
JP61136309A|JPH0331529B2|1986-06-13|1986-06-13||
JP61/136309||1986-06-13||
JP61136310A|JPH0631091B2|1986-06-13|1986-06-13|切断端縁の保護可能な易開封性缶蓋|
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